株式会社インフキュリオン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:丸山 弘毅、以下インフキュリオン)の子会社、株式会社リンク・プロセシング(本社:東京都千代⽥区、代表取締役社長:齊藤 篤史、以下リンク・プロセシング)は、全国約250店舗でスポーツクラブを運営するセントラルスポーツ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 執行役員:後藤 聖治)が、キャッシュレス決済ソリューション「Anywhere」を2022年1月に導入したことを発表いたします(※1)。セントラルスポーツは、Anywhere導入により依頼書で申し込みを受け付けていた口座振替手続きをペーパーレス化し、作業時間の8割削減を実現しています。
※1 導入端末機種は「Anywhere L3」。
■Anywhere導入の背景
セントラルスポーツは、「0歳から一生涯の健康づくりに貢献する」という経営理念のもと、充実した運動設備とあらゆる年代のニーズに応える健康づくりのプログラムやサービスを提供する総合スポーツクラブです。
以前よりセントラルスポーツでは、お客様の会費請求に口座振替(銀行口座から自動引き落とし)を活用することで、お客様の会費支払いの需要に対応、利便性向上を実現してきました。一方で、口座振替手続きに係る本社スタッフの作業内容は、口座振替依頼書をとりまとめ、金融機関毎に依頼書を発送し、会員システムに口座情報を手入力するなど多岐にわたり、多大な業務負担となっていました。加えて、印鑑相違など不備のある口座振替依頼書が2割程度発生するため、再提出の依頼や会員システムへの再登録に要する作業時間の増加も課題視されていました。
■Anywhere導入後の成果
セントラルスポーツではこれらの課題に対応するため、キャッシュレス決済ソリューション「Anywhere」を導入することを決定しました。Anywhereには、キャッシュカードを読み取り、暗証番号を入力するだけで、リアルタイムに口座振替受付が完了する「Pay-easy口座振替受付(※2)」機能があります。
セントラルスポーツでは、会員管理システムとAnywhereを連携させるシステム開発を行うことで、口座振替の取引に必要な顧客番号をAnywhereで引継ぎ、依頼書で行っていた口座振替受付をペーパーレスかつリアルタイムに完結できるようにしました。ペーパーレス化したことにより、本社スタッフの依頼書とりまとめや発送作業を削減するのみならず、お客様や店舗スタッフが入会完了までに要する時間が短縮でき、本社・店舗双方の業務効率化に繋がりました。
また、システム連携を行うことで、会員管理システムに口座情報登録を入力する作業の削減も実現しています。Anywhereで設定した口座情報を顧客番号と紐づけ、定期的に会員管理システムに読み込ませることで、人手を介さずに会員管理システムへの口座情報登録が可能になりました。
Anywhereを導入したことにより、本社スタッフが日々行っていた口座振替関連の作業時間は約8割削減(※3)しました。加えて、口座振替の申し込みをペーパーレス化できたことで、封筒・印刷用紙・口座振替依頼書自体の費用など事務用品費および依頼書発送による通信費など、口座振替作業に必要な経費も前年比で約8割の削減を実現しています。
※2 Pay-easy(ペイジー)。Pay-easy口座振替受付は、今まで印鑑を用いて行っていた、口座振替に関わる申請を、金融機関・収納機関の提供するネットワークから電子的に行うサービスです。
※3 口座振替の依頼数を基準とした場合。
図1:キャッシュレス決済ソリューション「Anywhere」を利用した口座振替受付の全体スキーム
図2: Anywhereを利用し、店舗で口座振替受付を行っている様子
今後も、インフキュリオンおよびリンク・プロセシングはキャッシュレス決済環境を提供することで、セントラルスポーツの業務効率化を支援していきます。
図3: キャッシュレス決済ソリューション「Anywhere」(※4)
※4 端末機種は「Anywhere L3」