【GIGAスクール構想で進むPC導入、教育現場の実態を調査】公立学校教員の約9割がオフィスソフトの学習を重要視

「将来的に多くの職場でオフィスソフトのスキルが必要とされる」など、生徒の将来を見据える声
〜端末は「Chromebook」が4割強で最多。一方、「オフィスソフト使用の機会がない」懸念も〜



キングソフト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:瀬沼悠 以下、キングソフト)は、GIGAスクール構想により1人1台端末を実現した公立学校の教員101名を対象に、教育現場のPC・タブレット導入に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

▼調査レポートの全文ダウンロードはこちら
https://biz.wpscloud.jp/useful-books/wp_gigaschool-research

■調査サマリー 
■本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします
・出典元として「キングソフト株式会社」を記載してください。
・ウェブサイトで使用する場合は、出典元として下記リンクを設置してください。
URL:https://www.kingsoft.jp/gigaschool-research/

■調査概要
調査概要:教育現場のPC・タブレット導入に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年4月12日〜同年4月13日
有効回答:GIGAスクール構想により1人1台端末を実現した公立学校の教員101名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

調査結果の全容を知りたい方はこちら→https://biz.wpscloud.jp/useful-books/wp_gigaschool-research 
※メディアの方は報道関係者お問い合わせ先にご連絡ください。


■勤務先の学校で、児童・生徒向けに導入されている端末の種類、第1位「Chromebook」、第2位「iPad」

「Q1.あなたの勤務先で、児童・生徒向けに導入されている端末の種類を教えてください。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「Chromebook」が41.6%、「iPad」が34.7%、「Windows PC」が28.7%という回答となりました。
・Chromebook:41.6%
・iPad:34.7%
・Windows PC:28.7%

・その他:3.0%
・わからない/答えられない:5.0%


■「Chromebook」導入の学校で児童・生徒が使っているグループウェア、「Google Workspace」が54.8%で最多

Q1で「Chromebook」と回答した方に、「Q2.児童・生徒がお使いのグループウェアを教えてください。(複数回答)」(n=42)と質問したところ、「Google Workspace」が54.8%、「Microsoft 365」が11.9%、「Zoom for Education」が9.5%という回答となりました。
・Google Workspace:54.8%
・Microsoft 365:11.9%
・Zoom for Education:9.5%

・Canvas LMS:4.8%
・Schoology:4.8%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:33.3%


■「Windows PC」導入の学校で児童・生徒が使っているグループウェア、「Microsoft 365」が62.1%で最多

Q1で「Windows PC」と回答した方に、「Q3.児童・生徒がお使いのグループウェアを教えてください。(複数回答)」(n=29)と質問したところ、「Microsoft 365」が62.1%、「Google Workspace」が31.0%、「Zoom for Education」が13.8%という回答となりました。
・Microsoft 365:62.1%
・Google Workspace:31.0%
・Zoom for Education:13.8%

・Canvas LMS:10.3%
・Schoology:6.9%
・その他:6.9%
・わからない/答えられない:10.3%


■「iPad」導入の学校で児童・生徒が使っているグループウェア、「Google Workspace」が51.4%で最多

Q1で「iPad」と回答した方に、「Q4.児童・生徒がお使いのグループウェアを教えてください。(複数回答)」(n=35)と質問したところ、「Google Workspace」が51.4%、「Microsoft 365」が34.3%、「Zoom for Education」が11.4%という回答となりました。
・Google Workspace:51.4%
・Microsoft 365:34.3%
・Zoom for Education:11.4%

・Canvas LMS:5.7%
・Schoology:5.7%
・その他:5.7%
 ― ロイロノート
・わからない/答えられない:20.0%


■児童・生徒が「Chromebook」を利用する中で、便利だと思うこと、約6割が「シンプルで起動が早い」と回答

Q1で「Chromebook」と回答した方に、「Q5.児童・生徒が「Chromebook」を利用する中で、便利だと思うことがあれば教えてください。(複数回答)」(n=42)と質問したところ、「シンプルで起動が早い」が59.5%、「バッテリーの持ちがよい」が26.2%、「直感的な操作が可能」が21.4%という回答となりました。
・シンプルで起動が早い:59.5%
・バッテリーの持ちがよい:26.2%
・直感的な操作が可能:21.4%

・OSのバージョンUPが容易:19.0%
・セットアップが簡単:16.7%
・その他:0.0%
・特にない:19.0%
・わからない/答えられない:4.8%


■「安価で使用できる」や「アプリが多い」などの声も

Q5で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、児童・生徒が「Chromebook」を利用する中で便利だと思うことがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=32)と質問したところ、「安価で使用できる」や「アプリが多い」など21の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・安価で使用できる。
・アプリが多い。
・簡単に使える。
・インターネットへの接続が早い。
・クラスルームで連絡、宿題、課題が出せる。
・グループ学習ができる。協働制作ができる。
・授業で使用しとても便利。


■児童・生徒が「Chromebook」を利用する中での悩み、「自身が慣れ親しんでおらず、児童・生徒に教えにくい」、「WindowsやMac特有のアプリが使用できない」が上位に

Q1で「Chromebook」と回答した方に、「Q7.児童・生徒が「Chromebook」を利用する中での悩み事があれば教えてください。(複数回答)」(n=42)と質問したところ、「自身が慣れ親しんでおらず、児童・生徒に教えにくい」が38.1%、「WindowsやMac特有のアプリが使用できない」が33.3%、「オフィスソフトを使用する機会がない」が26.2%という回答となりました。
・自身が慣れ親しんでおらず、児童・生徒に教えにくい:38.1%
・WindowsやMac特有のアプリが使用できない:33.3%
・オフィスソフトを使用する機会がない:26.2%

・オフラインだと使えない:19.0%
・クラウド上のデータセキュリティに不安がある:9.5%
・その他:9.5%
 ― windowsパソコンで作ったパワーポイントデータやワードデータを表示させると位置がずれることがある
 ― 互換性がない
 ― ドキュメントで縦書きができない
・特にない:21.4%
・わからない/答えられない:11.9%


■「縦書きの日本語入力ができない」や「マイクロソフトの製品との互換性」などの悩みも

Q7で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、児童・生徒が「Chromebook」を利用する中での悩み事があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=28)と質問したところ、「縦書きの日本語入力ができない」や「マイクロソフトの製品との互換性」など17の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・使えないアプリがあって残念。
・縦書きの日本語入力ができない。
・保護者も使ったことがないことが多く、こどもに教えられない。
・マイクロソフトの製品との互換性。
・データの共有・保存、学習に必要なデータの作成が難しい。
・印刷ができない。
・ネットワークが必要


■約9割から「生徒の将来を見据えた時に、オフィスソフトの操作を学習しておくことが重要だと思う」の声

「Q9.あなたは、生徒の将来を見据えた時に、オフィスソフトの操作を学習しておくことが重要だと思いますか。」(n=101)と質問したところ、「非常にそう思う」が30.7%、「ややそう思う」が56.4%という回答となりました。
・非常にそう思う:30.7%
・ややそう思う:56.4%

・あまりそう思わない:5.9%
・全くそう思わない:2.0%
・わからない/答えられない:5.0%


■オフィスソフトの操作を学習しておくことが重要だと思う理由、78.4%が「将来的に多くの職場でオフィスソフトのスキルが必要とされるから」と回答

Q9で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q10.生徒の将来を見据えた時に、オフィスソフトの操作を学習しておくことが重要だと思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=88)と質問したところ、「将来的に多くの職場でオフィスソフトのスキルが必要とされるから」が78.4%、「社会に出たときに即戦力となるための準備になるから」が48.9%、「表計算ソフトの利用などを通じ情報処理やデータ分析/活用の能力が養われるから」が44.3%という回答となりました。
・将来的に多くの職場でオフィスソフトのスキルが必要とされるから:78.4%
・社会に出たときに即戦力となるための準備になるから:48.9%
・表計算ソフトの利用などを通じ情報処理やデータ分析/活用の能力が養われるから:44.3%

・ITツールを扱うための素地が身につきデジタルリテラシーの強化に繋がるから:34.1%
・専門性の高い作業やプロジェクト管理に役立つから:15.9%
・その他:1.1%
 ― 現在の学習、作業、全てに必要なスキルであると考えるので
・わからない/答えられない:3.4%


■まとめ

今回は、GIGAスクール構想により1人1台端末を実現した公立学校の教員101名を対象に、教育現場のPC・タブレット導入に関する実態調査を実施しました。

まず、導入した端末は「Chromebook」が41.6%で最も多く、次いで「iPad」が34.7%、「Windows PC」が28.7%と続いています。「Chromebook」を導入した学校では、児童・生徒用のグループウェアとして「Google Workspace」が54.8%で最も多く使用されており、「Windows PC」を導入した学校では、「Microsoft 365」の利用が62.1%と最も多いことが明らかになりました。「Chromebook」の利用では、「シンプルで起動が早い」という点が59.5%と高く評価されている一方で、教員の38.1%が「自身が慣れ親しんでおらず、児童・生徒に教えにくい」と感じており、操作の習得が課題となっています。さらに、「WindowsやMac特有のアプリが使用できない」という問題も33.3%の教員が指摘しており、「オフィスソフトを使用する機会がない」と答えた教員も26.2%いました。自由回答では、「縦書きの日本語入力ができない」などの声も挙がっています。また、87.1%が、生徒の将来を見据えた時に、オフィスソフトの操作を学習しておくことが重要だと認識しており、その理由として「将来的に多くの職場でオフィスソフトのスキルが必要とされるから」(78.4%)と回答しています。

今回の調査では、教育現場での端末導入の実態と、それに伴うソフトウェアの使用状況が明らかにされました。「Chromebook」の普及が進む中、将来的に多くの職場でオフィスソフトのスキルが必要とされると考えられることから、オフィスソフトを使用できないことに対する懸念の声が多く聞かれました。児童・生徒が、将来社会で活躍するために必要とされるスキルを育成するためにも、教育現場での環境づくりを推進していくことが重要といえるのではないでしょうか。

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■クラウド型オフィスソフト「WPS Cloud」について


「WPS Cloud」は、文書作成、スライド作成、表計算、PDF編集機能を搭載し、各ファイルを保存、共有できるオンラインストレージを備えたクラウド型オフィスソフトです。インターネット環境であれば、どこからでもWebブラウザ、PCデスクトップアプリ、モバイルアプリでファイルを閲覧、編集し、ストレージ上に保存したファイルを共有するだけで、Webブラウザ上で同時に共同編集できます。

さらに、法人利用では、組織管理コンソールを搭載しています。ユーザーの追加と削除、ストレージ容量の配分、社外からのアクセス利用など各種設定を管理者が一元管理することで、組織活用を快適かつ安全なものにします。

GIGAスクール構想に対応する教育機関向けの開発を進めており、今夏リリースを予定しています。
詳しくはこちら:https://biz.wpscloud.jp/


キングソフト株式会社について
「すべての人の働き方に彩りを」をミッションに掲げ、SaaSプラットフォーム「Wonder Cloud Works」をはじめ、クラウド型オフィスソフト「WPS Cloud」、ビジネスチャット・社内SNS「WowTalk」、法人向け名刺管理ソリューション「CAMCARD BUSINESS」、運搬や配膳を自動化するAIサービスロボット「Lanky Porter」など、新しい時代の働き方・生き方の実現を目指したサービスを提供しています。その他、セキュリティサービス「キングソフトセキュリティPro」「KINGSOFT Mobile Security Plus」、オフィスソフト「WPS Office」シリーズなど、ソフトウェアからアプリケーション、AIサービスと幅広く事業を展開しています。

キングソフト株式会社
本社所在地:東京都港区芝五丁目29番11号 G-BASE 田町 5階
代表取締役社長:瀬沼 悠
設立:2005年3月9日
事業内容:法人・個人向けSaaSおよびソフトウェア、アプリ、AIサービスの開発・販売・提供
URL:https://www.kingsoft.jp

*本プレスリリースに記載されている会社名、製品名等は一般に各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問合わせ先
【本リリースに関する報道関係者お問い合わせ先】
キングソフト株式会社 広報担当:花田・武田・大和・天野
E-Mail:press@kingsoft.jp

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この企業の情報

組織名
キングソフト株式会社
ホームページ
https://www.kingsoft.jp/
代表者
瀬沼 悠
資本金
9,000 万円
上場
非上場
所在地
〒108-0014 東京都都港区芝五丁目29番11号G-BASE 田町 5F
連絡先
03-4226-8230

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