*本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。
*本資料に記載の装備、諸元データは、いずれもドイツで販売予定のもので、日本仕様とは異なります。
- Audi Sport GmbHによるラインアップのトップモデルとなった新型Audi RS Q8 performanceは、471 kW(640 PS)/850 Nmを発揮。
- 表情豊かな外観とパワフルさ、新しい軽量ホイールによってさらにシャープなイメージに
- Audi RS Q8 performanceは、伝説的なサーキット、ニュルブルクリンク ノルドシュライフェサーキットで市販SUVの新記録7分36.698秒を達成
- Audi Sportマネージングダイレクター ロルフ・ミヒェル:「Audi RS Q8 performanceのラップタイム記録達成は、V8エンジンとシャーシコンポーネントの相互効果、そして絶対的なパフォーマンスに対するAudi Sport GmbHチームの情熱によるもの」
(ドイツ本国発表資料)2024年6月25日、インゴルシュタット:アウディは、Audi Q8モデルシリーズをさらに充実させ、2つの新しいRS Q8を導入します。441 kW(600 PS)の新しいAudi RS Q8と、パワーが471 kW(640 PS)に増強されたAudi Sport GmbH史上最も強力な市販ガソリンモデルとなるAudi RS Q8 performanceです。これらのモデルは、最適化されたセルフロッキングセンターディファレンシャルによる卓越したドライビングダイナミクスを誇りながら、日常の使用にも適しています。Audi RS Q8およびRS Q8 performanceの外観は、アップグレードされたQ8からヒントを得ています。新しい装備パッケージにより、カスタマイズの自由度が向上しています。新しいアウディRS Q8およびRS Q8 performanceは今年6月に発売します。
Audi Sport GmbHモデルとしての個性が際立つ外観
Audi Sport GmbHは、高性能SUVである新型Audi RS Q8およびRS Q8 performanceの運動性能にさらに注力しています。新しいフロントエプロンは、際立つエアインテーク、特徴的なハニカム構造、ハイグロスブラックのブレード(RS Q8 performance ではマットグレー)を備えており、Audi RS Q8およびperformanceバージョンをシリーズのトップモデルとして明確に識別します。大型のシングルフレームグリルは、各ハニカムセルが3次元的にデザインされた新たなデザインのハニカム構造となっています。リヤセクションも、これらのモデルをシリーズのトップに位置づける要素となっています。2本の楕円形のテールパイプは、RSモデルで初めて取り入れた視覚的な特徴です。Audi Sport GmbHは、テールパイプの間にリフレクターでセンターが分割されたディフューザーを配置しました。
どんな状況にも対応:二つの出力レベルの8気筒エンジン
新しいAudi RS Q8は、441 kW(600 PS)の出力と800 Nmのトルク(2,200~4,500 rpm)を持ち、印象的な性能を発揮します。このツインターボチャージャー付き8気筒エンジンの出力は、卓越したドライビングダイナミクスを実現します。Audi RS Q8は0-100 km/h加速はわずか3.8秒です。標準では電子制御により最高速度は250 km/hですが、オプションで280 km/h、さらに最大305 km/hに引き上げることが可能です。一方、471 kW(640 PS)の出力と850 Nmのトルクを持つAudi RS Q8 performanceは、0-100 km/h加速がわずか3.6秒です。この先進的な8気筒エンジンは、Audi RS Q8の市販モデルの中で最も高い出力を誇り、さらにAudi Sport GmbH史上、最も強力な市販ガソリンエンジンとなります。新開発の軽量エキゾーストシステムにより、Audi RS Q8 performanceの出力が向上し、よりスポーティで魅力的なサウンドが生まれます。光沢のある黒いテールパイプが特徴であるオプションのRSスポーツエキゾーストシステムに換装することで、さらに強烈なサウンド体験を提供します。Audi Sport GmbHマネージングディレクター ロルフ ミヒェル(Rolf Michl)は「新しいAudi RS Q8 performanceとRS Q8は、スポーティさとエレガンスを体現しており、Q8シリーズのトップモデルは、パフォーマンスへの情熱、誇り、日常使用の適合性を組み合わせ、刺激的な体験を提供します」と述べています。
最大限の運転の楽しさを提供するドライビングダイナミクス:セルフロッキングセンターディファレンシャル
新しいAudi RS Q8の両モデルは、Audi Sport GmbHにより標準装備としてフルタイムquattro四輪駆動システムを8速ティプトロニックと組み合わせています。この完全機械式センターディファレンシャルは、そのコンパクトで軽量なデザインにより、エンジンパワーを前後の車軸に40:60の比率で分配します。
スリップが発生した場合、駆動トルクの70%までを前輪に、85%までを後輪に伝えることができます。これにより、さらに正確なコーナリング、少ないアンダーステア、そしてより正確なターンインが実現されます。
どんな状況でも俊敏性と安定性を実現:サスペンション
スポーティさと快適さの理想的なバランスを実現するため、Audi RS Q8およびRS Q8 performanceには、RS専用にチューニングされたアダプティブエアサスペンションスポーツが標準装備されています。制御されたダンピングを備えるこのサスペンションは、両モデルの車高を最大90ミリメートルの範囲で可変します。
オプションとして、両モデルに電動アクティブロールスタビライゼーション(eAWS)を提供します。これにより、ボディ横方向の動きが大幅に最小限に抑えられます。二つに分かれたスタビライザーの間にコンパクトな電動モーターを配置し、両軸に接続しています。RS Q8が直進するとき、二つのスタビライザーが分かれ、凸凹した道での車体の動きを減少させます。車がコーナリングする際には、電動モーターがスタビライザーを互いに逆方向に回転させ、横方向の傾きを顕著に減少させます。48VのリチウムイオンバッテリーがeAWSに電力を供給し、このコンパクトで軽量なエネルギーストレージユニットは、短時間で高電流を吸収および放出可能で、それぞれ最大1.5キロワットの電力を2つの電動モーターに供給します。
Audi RS Q8のオプションであるダイナミックパッケージプラスは、さらに高いパフォーマンスを提供し、最高速度を305 km/hに引き上げます。追加コンポーネントには、電動アクティブロールスタビライゼーション、quattroスポーツディファレンシャル、そしてRSセラミックブレーキシステム(RS Q8 performanceでは標準装備)が含まれます。標準装備のオールホイールステアリングは、高トルクの電動スピンドルドライブにより、俊敏性と安定性に寄与します。素早い車線変更時には、後輪が前輪とは同方向に最大1.5度回転します。低速時には、後輪が前輪とは逆方向に最大5度回転し、それにより回転半径が縮小されます。
シリーズのトップモデルには新しいライティングテクノロジーも搭載
Audi Q8のプロダクトアップグレードと同様に、シリーズの最強モデルにはマトリクスLEDヘッドライトが使用されています。オプションとして、Audiレーザーライトを追加したHDマトリクスLEDヘッドライトもオプション装着可能です。ダークベゼルが、トップモデルをベースモデルと視覚的に区別します。Audiレーザーライトは、通常のハイビームよりもはるかに広い範囲を照射して、もう一つのハイビームとして機能します。5種類のデジタルデイタイムランニングライトシグネチャーが、印象的な表情を演出します。シグネチャーはMMIを通じて選択でき、RS Q8専用のチェッカーフラッグデザインも含まれています。Audi RS Q8として初めて、5つのデジタルライトシグネチャーを特徴とする、大部分がデジタル化されたOLEDリヤライトが使用されています。アシスタンスシステムと連動した近接表示機能が、道路の安全性を向上します。
ホイールからステッチまでスポーティ:装備オプション
新しいAudi RS Q8およびRS Q8 performanceの外観には、サヒールゴールド、アスカリブルー、チリレッドの3つのメタリックオプションを含む、多様な新しいボディカラーが用意されています。標準カラーに加え、Audi exclusiveがお客様一人ひとりの仕上げリクエストに応えます。
Audi RS Q8とRS Q8 performanceの外観は、標準カラーの違いと多くの外装部品の素材の違いによって識別できます。RS Q8では、ドアミラー、フロントスポイラーエレメント、ウィンドウとリヤディフューザーのトリムはすべてブラックですが、performanceバージョンでは、ドアミラー、フロントスポイラーエレメント、リヤディフューザーがマットグレーで、その他の装備はすべてハイグロスブラックです。Audi Sport GmbHが準備したRS Q8 performance用の追加パッケージでは、上述のRS Q8の標準アイテムが、すべてマットカーボンまたはハイグロスブラックで提供されます。
新しいオプションの23インチ6-Yスポークデザインアルミホイールは295/35タイヤを装着し、アップグレードしたRS Q8は、Audi Q8シリーズの標準モデルとは明らかに異なる外観をもちます。メタリックブラック、マットネオジムゴールド、バーニッシュドシルクマットグレー、バーニッシュドメタリックブラックでも選択可能です。シリーズトップの両モデルには、22インチ10スポークアルミホイール(295/40)が標準装備されています。ホイールの背後には、ベンチレーテッドブレーキディスク(フロント420mm、リヤ370mm)を備えたRSブレーキシステムがあります。ブレーキキャリパーは標準ではブラックですが、オプションではレッド仕上げとなり、前後にRSのロゴが入ります。また、フロントの強力な10ピストンブレーキキャリパーシステムとともに、RSセラミックブレーキが制動力を高めます。Audi RS Q8ではオプション、RS Q8 performanceでは標準装備です。ディスク径はフロントが440 mm、リヤが370 mmです。RSブレーキシステムはAudi RS Q8 performanceではグレーが標準設定ですが、オプションでレッドまたはブルーも選択可能です。
Audi RS Q8 performance専用のオプションとして、鍛造および切削加工により製造された23インチアルミホイールがあります。モータースポーツにインスパイアされた5-Yスポークデザインは、最適なブレーキ冷却性能を確保します。また、標準の22インチホイールと比較して、1つあたり約5kgのバネ下重量を減少させ、合計約20キログラムの減少により、スロットルレスポンスが向上します。また高性能のピレリP Zero 295/35 R23タイヤも選択でき、濡れた路面や乾いた路面で一貫して優れたグリップを提供し、より正確でダイナミックなハンドリングを実現します。
インテリアには、レッド、グレー、ブルーのRSデザインパッケージが用意されており、ブルーパッケージはRS Q8 performance専用です。センターコンソールのブレード、フロアマット、ステアリングホイール、シートベルトのエッジには、レッドまたはグレーのコントラストステッチが施されています。ブルーRSデザインパッケージでは、シートベルト全体の色がオーシャンブルーであるのが特徴です。ステアリングホイールはアルカンターラで覆われ、セレクターレバーノブとセンターコンソールのブレードの側面は、リサイクルされたPET繊維を使ったダイナミカマイクロファイバーで覆われています。
ハニカムステッチが施されたパーフォレーテッドスポーツシートにも、選択したパッケージカラーのコントラストステッチが施されています。両モデルの装飾インレイは、シルバーのライナーエンボス加工が施されたマットブラッシュドアルミニウム、アルミニウムレースアンスラサイト、マットカーボンツイル、グレーオークから選べます。RS Q8 performance 専用のオプションとして、ダイアゴナルブラッシュドブラックアルミニウムも用意されています。
RSデザインパッケージプラスには、3種のカラーオプションがあり、リクエストに応じて提供します。例えば、ドアとセンターアームレストはダイナミカマイクロファイバーで提供されます。この装備バリエーションの特徴は、シートのセンターパネルにはグレー、レッド、またはブルーのインレイがあって、お客様が選んだ色がパーフォレーテッドスポーツシートに反映されることです。さらに、シートバックには選択した色にマッチしたカラーでRSロゴがエンボス加工されます。
Audi RS Q8 performance専用の特別機能として、「RSパフォーマンス」の文字を地面に投影するエントランスLEDがあります。12.3インチのアウディバーチャルコックピットプラスは、マニュアルモードでシフトライトインジケーターを備えており、回転数の表示が緑から黄色、赤に変わり、モータースポーツで使用されるものと同じように、最適なギアチェンジのタイミングを示すために点滅します。アウディバーチャルコックピット内のシンボルを通じて表示されるロンチコントロールは、RS Q8 performanceの潜在的な加速性能を最大限に引き出します。
Audi RS Q8 performance:記録保持者
新しいAudi RS Q8 performanceは、市場に導入された直後に、ニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)にて、最速SUVのタイトルを獲得しました。レーシングドライバーおよび開発ドライバーのフランク スティップラー(Frank Stippler)は、20.832kmのアイフェルのトラックをわずか7分36秒698で完走しました。これは、SUVクラス、オフロードモデル、バン、ピックアップのかつての最速車両よりも2秒以上速く、アップグレード前のRS Q8よりも約6秒速いタイムです。出力を471kW(640hp)および850 Nmのトルクに増加させたこと、さらに、制御された減衰力とRS専用チューニングによるアダプティブエアサスペンションスポーツや、電動アクティブロールスタビライゼーション(eAWS)、オールホイールステアリング、quattroスポーツディファレンシャルから構成される優れたシャーシコンポーネントが、ラップタイムに大きく貢献しました。ロルフは、「Audi RS Q8 performanceのノルドシュライフェでの新記録は、V8エンジンとサスペンションコンポーネントの完璧な組み合わせとともに、Audi Sport GmbHチームの絶対的なパフォーマンスに対する情熱によるものです。さらに、日常において最上級の使い勝手も提供します」と述べています。
両モデルは今年の6月27日から受注を始めています。
*重量が軽減された23インチアルミホイールは、Audi RS Q8 performance専用です。