東京農業大学第三高等学校・附属中学校(埼玉県東松山市)は、文化祭「第27回 浪漫祭」を2024年9月14日(土)、15日(日)に開催し、県内の高校では初めて「au PAY」でのキャッシュレス決済を導入しました。
農大三高・三中の文化祭は、企画から運営までの全てを、生徒会・実行委員会を中心に生徒が主体となって創り上げる一大イベントです。今回は新たな試みとして、現金払いに加え「au PAY」でのキャッシュレス決済を、埼玉県内の高校の文化祭として初めて導入しました。
生徒会長の横山さん(高3)は、「2年生の修学旅行で訪れたオーストラリアは、キャッシュレス決済の普及率が日本より高く、現金が使えない場面が多くあり、衝撃を受けました。この経験からキャッシュレス決済により興味を持ったので、文化祭にも取り入れたいと考えました。準備を進めていく中で、KDDIさんから『au PAY』のお話をいただき、導入に至りました」と経緯を説明してくれました。
文化祭は両日とも天候に恵まれ、屋内外で行われたクラスや団体による出店は、大いに賑わいを見せました。来場者の中には多くの卒業生も含まれており、在校生との再会を楽しむ様子や、教員へ近況報告を行う場面などが数多く見られました。各模擬店では、今年度から導入された「au PAY」によるキャッシュレス決済が活用され、販売を担当した生徒たちからは「お釣りの受け渡しが不要で、接客をより円滑に進められた」「売上の集計が現金払いよりもしやすいので、キャッシュレス決済の割合が増えると嬉しい」といった声が多数上がりました。来場者からも「是非決済手段を増やしてほしい」との前向きな声が寄せられました。
生徒会会計長の原さん(高3)は、「僕はファイナンシャルプランナーの資格を取得しているのですが、金融の勉強をするなかで、資産を効率的に増やすことを考えるようになりました。キャッシュレス決済は、ポイントやマイルが貯まって還元率が良い等、現金払いよりお得な場合が多いと感じています。今回の『au PAY』の導入をきっかけに、来場者の意見を踏まえて、来年は更に決済手段を広げていってほしい」と後輩への想いも語ってくれました。
生徒会指導部の信木公介教諭は、今回の文化祭を振り返り、「例年通りの準備作業に加え、昨年の改善点を踏まえて新たなアイデアを出し、それを実行する生徒たちに、日々成長を感じています。教員も生徒の挑戦を後押しする存在であり続けたいですね」と話してくれました。
神山達人校長は、「修学旅行で実際に体験したからこその学びを活かしてくれました。来場した卒業生もこの取り組みに驚いていましたが、高校で新しい技術に触れられることをポジティブに評価している様子でした。これまでの伝統を引き継ぎつつ、社会の様々な変化に適応して挑戦し続ける生徒たちを、これからも応援したいですね。」と笑顔で話してくれました。
今後も東京農業大学第三高等学校・附属中学校では、生徒の主体的な活動の元、新しい試みに挑戦していきます。
取材・撮影:東京農業大学第三高等学校・附属中学校
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