・大規模木造建築で『75分準耐火構造』+『ZEB』認証取得予定(オフィス棟)
・982.5㎡・天井高さ≒12mの大空間を木造で実現(実験棟)
本年創業55周年を迎えたポラスグループ(本社:埼玉県越谷市、代表:中内 晃次郎)では、ポラスグループ最大規模の木造建築の拠点として、2025年3月竣工予定で、吉川美南駅東口周辺地区土地区画整理事業の吉川美南駅東口周辺地区内の産業ゾーンに、木造建築の魅力を発信する情報拠点「ポラステクノシティ」を建設しております。
「ポラステクノシティ」は、住まいに関する技術展示スペースと地域住民のふれあいの場としてのイベントスペースからなる「交流と学びの場」「事務所」としての【オフィス棟】、開発現場を見学できる【実験棟】【研究棟】、注文住宅のモデルハウス4棟などで構成する施設です。
■概要
建築地:吉川美南駅東口周辺地区土地区画整理事業、吉川美南駅東口周辺地区内の産業ゾーン画地番号4
敷地面積:6002㎡
用途地域:工業地域 建ぺい/容積率:60%/200%
建築物:
オフィス棟(木造3階建) 2236.5㎡ 75分準耐火構造
研究棟 (木造3階建) 1327.0㎡ 60分準耐火構造
実験棟 (木造1階建) 1050.0㎡ 60分準耐火構造
他、注文住宅モデルハウス4棟(体感すまいパーク吉川美南)
竣工予定:2025年3月頃
■特徴
大規模木造3棟共通
・省エネ適合性判定にて各棟完全ZEB(※1)数値を達成、認証取得予定。
・BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)申請予定。
・木造建築でBIM(※2)活用(国土交通省補助事業『建築BIM加速化事業』利用)
・完全ZEBにより、3棟合計で年間杉10,214本分、森林面積11.3ha分のCO2排出削減効果(森林研究所HP資料を元に試算)があります。
※1『ZEB』はネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略称で、「ゼブ」と呼びます。建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロかマイナスにすることを目指した建物を指し、本施設は消費する一次エネルギーの収支がゼロとなる最高ランクの『ZEB』です。2024年度中に認証取得予定。
※2『BIM』とは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称で、コンピューター上に作成した3次元の建物のデジタルモデルに、コストや仕上げ、管理情報などを追加した建築物のデータベースを、建築の設計、施工から維持管理までのあらゆる工程で情報活用を行うための手法。
オフィス棟、研究棟
・一般流通材と大断面集成材(大断面材は600mm~720mmの梁せい)、住宅用の金物を使用。
・75分準耐火木造建築であるオフィス棟は環境省「建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業」に採択。
・オフィス棟と同程度以上の木造建築物で、『75分準耐火構造』+『ZEB』認証は日本初(当社調べ)。
実験棟
・3階建ての戸建住宅サイズを室内に納め、様々な住宅性能実験を行うため982.5㎡の空間に12000mmの天井高を実現。
・大断面集成材を使用(柱=420mm角・長さ12000mm燃えしろ設計による木構造の表し)(梁=120㎜×1200㎜×20000㎜) 木目の綺麗さや香りなど木のぬくもりも体感できる。
・高さ3550mmのCLT耐力壁3段重ね(総高さ12000㎜)。
・全館避難安全検証法の適用により排煙設備・排煙窓を免除。
ポラスグループでは、「ポラステクノシティ」を木造建築の魅力を発信する情報拠点として活用し、SDGSで注目が高まる木造非住宅事業をより一層拡大してまいります。
■土地利用計画図