青山学院大学「知財と社会問題研究所(SSP-IP)」* では、企業の知的財産を活用した社会問題解決のためのモデル構築を目指し、さまざまな分野を横断して研究を進めてきた。その主要なプロジェクトの1つである「ゲームを活用した社会課題解決の可能性の研究」(通称TKP=鉄拳プロジェクト)は、ゲームの社会的役割とそれがどのように社会課題の解決に貢献できるかを考察した。今回のレクチャー&トークセッション「ゲームフル・ソサイエティ」では、TKPの成果をもとに、ゲームが持つ社会的可能性に焦点を当て、ポストコロナ時代のゲーム業界とその課題を議論する。
同イベントでは、『鉄拳』シリーズのチーフプロデューサーであり、「eスポーツ」という言葉が普及する以前より世界中のゲームコミュニティと深い関わりを持ってきた原田勝弘氏をお招きし、最新の情報と見解をお話しいただく。原田氏による第1部「レクチャー」では、「eスポーツ」と呼ばれているものの現在地と発展性や経済圏の変化について語り、そのうえで実はゲームそのもの、ゲームコミュニティおよびゲーム会社にとって、今後の発展や変化が全て良いことか?という問いを含めて、光と影それぞれの側面について語っていただく。
第2部「トークセッション」では、原田氏とSSP-IP*前所長の総合文化政策学部学部長・竹内孝宏教授が、研究活動を振り返りながら、ゲームの社会的意義と、大学における教育的な展開の可能性について議論する。
世界のゲームコンテンツ市場規模において、2023年の国内ゲーム市場規模は2兆1,255億円、ゲーム人口は5,553万人と推計されているゲーム大国の日本。他方、世界のゲームコンテンツ市場は合計29兆5,162億円(出典:『ファミ通ゲーム白書2024』)。このようなゲームフル・ソサイエティがもたらす社会的・文化的影響について、第一線の実務者と研究者がどのような議論を展開するのか。
■開催概要
【イベント名】 講演会「ゲームフル・ソサイエティ: ポストコロナ時代のゲームの役割と大学教育〜ゲームがつくる私たちの未来」
【 日 時 】 2024年11月16日(土)14:00~15:30(13:30開場)
【 場 所 】 青山学院大学 青山キャンパス 17号館6階 本多記念国際会議場
▼キャンパスマップ
https://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/aoyama.html
【プログラム】
<第1部「レクチャー」>
「ポストコロナ時代のゲーム:オリンピック・eスポーツ・ゲームズからの展望」
・原田勝弘氏(株式会社バンダイナムコスタジオ エグゼクティブゲームディレクター/チーフプロデューサー)
<第2部「トークセッション」>
「知財と社会問題研究所の活動を振り返って:ゲームの社会的役割と大学教育への統合」
・原田勝弘氏
・竹内孝宏(SSP-IP* 前所長、青山学院大学総合文化政策学部長・教授)
・川又啓子(SSP-IP* 前副所長、総合文化政策学部教授)[司会]
【 対 象 】 民間企業、官公庁・自治体、教育関係者の方、学生・生徒、その他ご関心のある一般の方
【 参加費 】 無料(要事前登録、先着100名)
※先着20名様に『知的財産で社会を変える』(同友館、2022)贈呈
【 参加形式 】 会場参加 / ウェビナーでの参加(開催前日にURL送付予定)
【 申込方法 】 参加申し込みフォーム(
https://x.gd/wMwFO )から、要事前申し込み
【 主 催 】 青山学院大学 知財と社会問題研究所(SSP-IP)* 事務局
※本イベントの一部はJSPS科研費(科学研究費補助金:JP21K12486)の助成を受けたものです。
*設置期間:2021年1月15日~2023年3月31日
【内容に関するお問い合わせ先】
青山学院大学 知財と社会問題研究所(SSP-IP)事務局
Email:agu.sspip.2021@gmail.com
【取材に関する問い合わせ先】
青山学院大学 政策・企画部 大学広報課
TEL:03-3409-8159
取材・撮影申し込みフォーム:
https://www.aoyama.ac.jp/companies/interview.html
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/