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近畿大学「ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)」は、平成29年(2017年)4月にオープンし、開設から1年が経過しました。学生や教職員のみならず、卒業生、企業、地域住民、更には留学生といった様々な人々と協働する空間として活用され、これまで1,328,048人が利用しました。1年間の活動実績を紹介します。なお、人数は延べ人数で表記しています。
【本件のポイント】
●平成29年(2017年)4月にオープンし、1年間で1,328,048人が利用
●独自分類「近大INDEX」を導入することで、図書の貸出冊数が前年度比約1.6倍に増加(中央図書館の書籍を含む)
●30を超えるプロジェクト、80を超える関連イベントが実施され、学部を超えた横断的な教育が実現
●座席予約システムを導入した24時間自習室は、1年間で64,744人の学生が利用
【本件の概要】
近畿大学東大阪キャンパス「ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)」は、文理融合の学術拠点として平成29年(2017年)4月に誕生しました。「ACT(アクト)」と呼ばれるガラス張りのプロジェクトスペースは42室あり、学部を超えた横断的な取組みや、地域、企業とのコラボレーションによる実践的な教育が行われています。
図書スペース「BIBLIOTHEATER(ビブリオシアター)」は、編集工学研究所所長の松岡正剛氏をスーパーバイザーとして迎え、独自分類「近大INDEX」を導入し、自分では思いもよらなかった本との出会いを演出するよう工夫され、図書の貸出冊数の向上に寄与しています。
24時間自習室では女性専用自習室を完備し、スマホで予約できる座席予約システムを導入するなど、いつでも安心して利用できる環境として、定期試験、資格取得等に関する学習に活用されています。
また、アメリカのニュース放送局がプロデュースした「CNN Cafe」や、大学初出店の「ALL DAY COFFEE」も併設され、新たな学術拠点として活用されています。
【「近大INDEX」の導入効果】
「近大INDEX」は、従来の図書館で使用されている十進分類法ではなく、新たな実学的・文学融合的なリベラルアーツ感覚によってタイトリング・選書されています。学問としての基礎知識はもちろん、社会に価値を発信する「実学」の礎になる選書を行い、学部生も研究者も新たな発想や発見が得られる編集的な本の空間を展開します。
■貸出冊数の変化
「近大INDEX」を導入し、1年間の図書の貸出冊数が増加しました(中央図書館の書籍を含む)。
平成28年度:226,236冊
平成29年度:361,803冊(前年度比 約160%)
図書スペース「BIBLIOTHEATER(ビブリオシアター)」の貸出タイトルの上位は、添付資料をご確認ください。
■AIを活用したスマホアプリ
「近大INDEX」とのマッチングサービスでは、学生が普段から利用しているSNSの投稿情報をAIが解析し、学生自身も気づいていない潜在的な興味、関心からオススメの書籍を提示することで、新たな本との出会いを提供しています。
【「ACT(アクト)」プロジェクトの活動】
「ACT(アクト)」と呼ばれるガラス張りのプロジェクトスペースでは、約30のプロジェクトと、約80のイベントが行われました。ここから生まれた商品は、実際に販売されています。
■KISS LABOプロジェクト
UHA味覚糖株式会社と連携し、近大マグロから抽出されるコラーゲンを使用したリップの開発や、「マグロのめだまグミ」や「近大発めし」といった商品が販売されています。
■人づくり、モノづくり、コトづくりプロジェクト
仮想通貨の仕組みやリスクを学び、知識を身に付けるとともに、文理様々な学生が集い、仮想通貨を使用したビジネスプラン作成に取組みました。
■起業家人材育成プロジェクト
シリコンバレー生まれの起業家育成プログラム「Lean LaunchPad」を開催し、自らのアイデアや技術をもとに事業をゼロから創る能力「ゼロイチ力」を培う講座を全学生対象に実施しました。
■P-Factoryプロジェクト
博報堂/博報堂プロダクツと連携し、企業のプロモーション活動の推進に向けた提案を行うプロジェクトです。第1回目では、「株式会社和なか」へ提案を行い、「たこ焼きレジャーシート」を制作しました。
【自習室の利用状況】
座席予約システムを導入した24時間利用可能の自習室は、1階は女性専用で、学生がいつでも自分の好きなスペースで学習できます。
■自習室利用実績
64,744人(年間)
■学部別利用内訳
14学部中、薬学部が全体の26%、法学部が16%といった、資格取得が必要な学部において非常に高い利用傾向が出ています。
【今後の取組み】
「近大INDEX」の活用方法をより多くの学生周知し、利用促進を進めます。学生ボランティアを中心に「近大INDEX」で読む本の幅を広げる、企画選書を実施する予定です。
また新たな「ACT(アクト)」プロジェクトを実施予定で「KINDAI STARTUP ACADEMY」と題した、起業家人材育成の一環として、学生に実際の起業体験を積ませることで、新たなことに挑戦するための起業家マインドを培う特別講座を開講する予定です。
▼本件に関する問い合わせ先
総務部広報室
住所:〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1
TEL:06‐4307‐3007
FAX:06‐6727‐5288
メール:koho@kindai.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/