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関西大学ではこのたび、極彩色の壁画で有名な高松塚古墳の発見をきっかけとして1974年に開講した、関西大学飛鳥史学文学講座の第500回記念講演「陵墓調査の30年-仁徳天皇陵はどこまでわかったか」を、6月10日(日)13:00から奈良県・明日香村中央公民館にて開催します。
【本件のポイント】
・極彩色の壁画で有名な高松塚古墳の発見を機に、1974年に開講した歴史ある講座
・2015年に受講者の累計10万人を突破し、今年6月10日に第500回の節目を迎える
・日本の大学で地元自治体と協力して史学文学講座を500回継続している例はない
・今回は明日香村だけでなく、仁徳天皇陵などの古墳群の世界遺産登録を目指す堺市とも連携
第500回記念講演は、講師に宮内庁陵墓調査官の徳田誠志氏を招き、「陵墓調査の30年-仁徳天皇陵はどこまでわかったか」を演題に語っていただきます。
■ 徳田氏が語る内容のポイント
1.「仁徳天皇陵」のお濠の謎
今年4月の新聞に仁徳天皇陵のお濠の水は、25mプール700杯分という見出しが躍った。
何のために測ったか、その結果わかったことは――。
2.「仁徳天皇陵」の墳丘の謎
近年、レーザ測量を用いて仁徳天皇陵の地形図が新たに作成された。
仁徳天皇陵の前方部だけがなぜ崩壊していないのか――。
3.「仁徳天皇陵」出土品の謎
アメリカボストン美術館には「伝仁徳天皇陵出土品」が所蔵されている。
これが、本当に仁徳陵出土品か。徳田氏の結論は――。
4. 仁徳天皇陵の世界遺産登録の意味
仁徳天皇陵などが、世界文化遺産候補になっている。
大阪の初めての世界遺産になることの意義、そして関西大学の役割とは――。
<関西大学飛鳥史学文学講座500回記念講演の概要>
【日 時】6月10日(日)13:00 ~ 15:00
【場 所】明日香村中央公民館(奈良県高市郡明日香村川原)
【参加費】同講座のみを受講する場合:1,000円(詳細は別紙ご参照)
【定 員】200名
【受講申込にかかる問合せ先】関西大学教育後援会 飛鳥史学文学講座係 TEL:06-6368-0055
【主 催】関西大学飛鳥文学研究所、明日香村教育委員会
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■ 2018年度(第44回)飛鳥史学文学講座-やまと・あすか・まほろば塾-の概要 (ご参考)
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【目的・趣旨】
1972年、故網干善教名誉教授(当時、助教授)率いる本学の考古学陣が、日本初となる高松塚古墳の壁画を発見した。本講座は、この未曾有の大発見を契機に、関西大学の研究成果を広く社会に還元することを目的とした、本学飛鳥文化研究所と明日香村による共催企画。
開講から34年目にあたる2008年度に受講者が延べ9万人を突破し、さらなる内容の充実を図るため「やまと・あすか・まほろば塾」の副題を設けた。その後も多彩なテーマを掲げて講座を展開し、41年目にあたる2015年度には受講者数が延べ10万人を突破。長年好評を博している本講座は、今年度で開講44年目を迎え、6月10日実施の講座で通算回数500回に達する。
【会 期】
2018年4月8日(日)~2019年3月10日(日)毎月第2日曜(全12回)※8月のみ第1日曜に開催
時間はいずれも13:00~15:00
【場 所】
明日香村中央公民館
(奈良県高市郡明日香村川原 TEL:0744-54-3636 近鉄「岡寺」駅下車 徒歩約25分)
【スケジュール】
●第1回(2018年4月8日)
講師:関西大学文学部教授・博物館長 米田 文孝
テーマ:「飛鳥と地方の往来・情報戦略-原東山道から七道駅路への発展-」
●第2回(2018年5月13日)
講師:上冷泉家第25代当主 京都美術工芸大学学長 冷泉 為人
テーマ:「冷泉家の歴史と文化-和歌の家 日本人の心をめぐって-」
●第3回(2018年6月10日)
講師:宮内庁書陵部陵墓課 陵墓調査官 徳田 誠志
テーマ:「陵墓調査の30年-仁徳天皇陵はどこまでわかったか-」
●第4回(2018年7月8日)
講師:明日香村教育委員会 調整員 関西大学非常勤講師 西光 慎治
テーマ:「飛鳥時代の喪葬理念-「棺台」の出現とその意義-」
●特別回(2018年8月5日)
講師:明日香村村長 森川 裕一
テーマ:「古代飛鳥の国づくり第3考-皇極・斉明帝のなぞ/譲位そして重祚-」
●第5回(2018年9月9日)
講師:関西大学文学部長・教授 藤田 高夫
テーマ:「邪馬台国童子問-邪馬台国論争の論点は何か-」
●第6回(2018年10月14日)
講師:関西大学文学部教授 西本 昌弘
テーマ:「中大兄皇子の嶋宮(岡宮)と岡寺」
●第7回(2018年11月11日)
講師:関西大学文学部准教授 井上 主税
テーマ:「古墳に副葬された玉類の様相-3~6世紀の大和地域を中心に-」
●第8回(2018年12月9日)
講師:作家 玉岡 かおる
テーマ:「女帝の時代とその終焉-歴史から学ぶ女性天皇という未来-」
●第9回(2019年1月13日)
講師:関西大学文学部教授 村田 右富実
テーマ:「万葉集が見た舒明朝-文学があらわす歴史-」
●特別回(2019年2月10日)
講師:学校法人関西大学常務理事 関西大学名誉教授 矢野 秀利
テーマ:「古代日本の租税制度をさぐる-6,7世紀の税制史の一側面-」
●第10回(2019年3月10日)
講師:関西大学文学部教授 乾 善彦
テーマ:「近年の新出資料と仮名の成立-飛鳥苑池遺跡・平城宮・平安京-」
【受講対象者】 飛鳥時代をはじめとする歴史や文化に興味関心をお持ちの全ての方
【定 員】 200名(年間受講料5,000円、1講座のみ受講は1,000円)
※年度途中からの受付も行っています。
【過去3年間の延べ受講者数】 2017年度:1,371名、2016年度:1,301名、2015年度:1,246名
▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2018/No11.pdf
▼メディア関連の方▼
※取材をご希望の方は、お手数ですが、下記お問合せまでご連絡をお願いいたします。
▼本件に関する問い合わせ先
総合企画室 広報課
寺崎、浦田
住所:大阪府吹田市山手町3-3-35
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【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/