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神田外語グループ(東京都千代田区/理事長:佐野元泰)は、読売新聞社との共催イベントである第10回全国学生英語プレゼンテーションコンテストのエントリー者へアンケート調査を実施しました。第1回大会となる2012年より本調査を実施しており、今回で10回目。同コンテストへエントリーした全国の大学生、大学院生、短期大学生、専門学校生および4年次以上の高等専門学校生 計747名に向け、Googleフォームにて作成した42の質問を送付し、73名の回答を集計しました。コンテストに関連する内容から、海外留学やインターンシップといった学生生活に関する内容まで、幅広く回答を得られました。
神田外語グループでは、グローバル社会での活躍が期待される学生のスキルアップの場として2012年より「全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」を開催しています。エントリー者は事務局が定める3つのテーマの中から1つを選び応募します。第8回大会までは、二次予選及び本選(決勝)のプレゼンテーションを対面形式で実施していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により2020年の第9回大会からは、二次予選をZoomを活用したオンライン開催とし、本選(決勝)のみ対面形式での開催としました。
コンテスト事務局は、いまだに多くの授業や活動がオンライン上で実施されている状況の中、同コンテストへエントリーした全ての学生にアンケートをとることで、問題意識をもつ学生のさまざまな声を聞くことができると考え、本調査を実施しました。
海外留学や企業でのインターンシップについて、最も当てはまる内容を選んでもらう質問では「異文化に触れたい」「留学することで得られる経験や知識がある」といった声が聞かれ、8割以上の回答者が海外留学に対し「意向がある」と回答しました。また、インターンシップについては、9割以上が「必要だと思う」と回答しながらも、5割以上が「参加経験なし」と回答しました。
本調査から、新型コロナウイルス禍においても留学制度やインターンシップなどの就職活動支援の強化が必要だと感じられる結果となりました。集計結果の一部として「テーマの選定理由」「二次予選のオンライン開催」「海外留学」「インターンシップ」についてを公開します。
【調査概要】
・アンケート実施期間:2021年11月27日(土)~12月13日(月)
・調査対象:同コンテストのエントリー者(全国の大学生、大学院生、短期大学生、専門学校生および4年次以上の高等専門学校生)
・告知方法:エントリー者へのメールに回答フォームのリンクを掲載
・実施方法:Googleフォーム
・回答数 :73名(回答率:9.8%)
【回答結果】一部抜粋
(1)今回選んだテーマと選んだ理由 ※図1参照
◆理由(一部抜粋)
【見破れフェイクニュース!偽情報に惑わされないアイデアを提案】22%
・自分自身がフェイクニュースに惑わされた経験を他の人にしてほしくなかったため
・コロナ禍でフェイクニュースに触れる機会があり、フェイクニュースに興味をもったため
・コロナ禍でワクチンのことなどかなり多くのフェイクニュースが流れ、身近に感じた話題だったため
【SDGs達成のために私たちが継続して出来ることを提案!】49%
・日頃からSDGsの活動に取り組んでいるため
・学校がSDGs教育を推進しており、1番身近な社会問題であると感じたため
・SDGsに興味があり、ジェンダー格差や子どもの権利について大学でも学んでいるため
【あらゆるデータを活かして価値を最大化 学校のDX化を提案!】29%
・自身の専門が教育分野であり、このテーマに関して自身の知識を生かしながらプレゼンテーションをしたいと思ったため
・教育に関心があり、またデジタル化の遅れや教育格差に問題意識を以前から抱いていたため
・現在私たちは、紛れもないデジタル革命を生きているということに気づき、デジタル革命を使って、どのような教育を取り入れるべきかを考えるため、このテーマにした
(2)二次予選のオンライン開催について(※2020年の第9回大会から集計開始)
(2)-1. 満足度
※図2参照
(2)-2. オンラインプレゼンテーションでの自身の力の発揮可否
※図3参照
6割以上の回答者がオンライン開催となった2次予選に対し「とても良い」または「良い」と回答しました。理由としては「コロナ禍のため、オンラインでの開催で安心して臨めたため」「対面に劣ることなく双方向型の交流が出来たため」などの声が挙げられました。
また、7割の回答者が二次予選で実力を発揮できたと回答しています。これは2020年より高い割合となっており、オンライン環境への適応が進んでいることがうかがえます。
(2)-3. オンラインと対面でのプレゼンテーションの仕方における違いの有無
※図4参照
プレゼンテーションの仕方に違いを感じた回答者は9割を超えており、前年同様に高い結果となっています。理由としては「アイコンタクトが取れているかが分からない」「どうしても画面内に収めないといけないので、ジェスチャーが難しい」といった声が挙げられ、オンライン環境でのプレゼンテーションにおける難しさを感じる学生が多いことが浮き彫りになりました。
(3)海外留学について
(3)-1. 海外留学経験の有無
※図5参照
2016年から伸びていた留学経験者数でしたが、今回の調査では5年ぶりに割合が下がっており、回答者の約半数が留学未経験の結果となりました。新型コロナウイルスの影響で2020年に留学を経験できなかったことが背景として考えられます。
(3)-2. 留学未経験者の海外留学意向
※図6参照
留学を希望する回答者の割合は2020年と比べ若干減少しているものの、今回も8割を超えており、新型コロナウイルス禍においても留学に対して前向きであることがわかります。(※2013~2014年は調査票に「いいえ(意向なし)の選択肢無し)
(3)-3. 留学経験者の留学先トップ5(延べ数)
※図7参照
留学経験をもつ回答者の留学先として、欧米諸国が多いことがわかります。新型コロナウイルスの影響で海外渡航が難しい中、いかに上記の様な留学先に近い学習環境を作り出せるかが大きな課題になると考えられます。
※本学の海外オンラインプログラムについて:
https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/main/exchange/tankikenshu/
(4)インターンシップについて
(4)-1.企業でのインターンシップの必要性について
※図8参照
(4)-2. 企業でのインターンシップ参加経験
※図9参照
9割以上の回答者が企業へのインターンシップは「必要だと思う」と回答しています。「就職活動に役立つ」や「就職活動が情報戦になりそうだから」といった声が聞かれ、新型コロナウイルス禍における就職活動に向けて精力的にインターンシップを活用したい考えをもっていることがわかりました。
一方で「参加経験あり」の回答は5割未満になっており、回答者の大半がインターンシップを必要と思いながらも、半数以上が経験できていない実態が浮かび上がりました。オンラインで参加できるインターンシップも増えていますが、学生がいかに参加しやすいプログラムを組むか、教育機関と企業の連携が一層必要になってくると思われる結果となりました。
※本学のキャリアサポートについて(オンライン面談など):
https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/main/career/employment-support/for-students/career-counselling/
※その他詳しい調査結果につきましては以下までお問い合わせください。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人佐野学園(神田外語グループ) グループコミュニケーション部
室井優太朗
住所:東京都千代田区内神田2-13-10
TEL:03-3258-5837
FAX:03-5298-4123
メール:media@kandagaigo.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/