◆関西大学総合情報学部・林武文研究室×(株)ショウワによる連携事業◆見る目を疑う立体錯視看板『モジでる』~「逆遠近錯視」を利用したディスプレイによる画期的な演出手法を開発 ~

関西大学

 関西大学総合情報学部の林武文研究室では、逆遠近錯視を利用した文字看板のフォントに関する3Dモデリング研究を行っています。このたび株式会社ショウワ(以下、ショウワ)と連携し、同社の板金加工技術を用いた立体錯視看板『モジでる』を開発しました。同製品は2022年9月22日から受注販売を開始します。 【本件のポイント】 ・トリックアートに利用されている逆遠近錯視を文字看板に適用 ・錯視により3次元の立体文字が歪んで動くように見える ・広告だけでなく、展示会やイベントでの演出、ポップアートへの応用など多方面での活用が可能  物体表面の奥行きが反転して知覚されている時に、体を左右に動かすと剛体であるはずの物体が歪んで動いて見えます。この現象は「逆遠近錯視」(Reverse Perspective Illusion)と呼ばれ、心理学の分野での研究対象ともなっていますが、中世のレリーフ絵画やトリックアートでは古くから利用されている表現技法です。  本研究では、逆遠近錯視が起こる立体文字を製作し、観察者の注意を引く立体看板として適用する方法を開発しました。文字の形や表面のテクスチャ等の条件について検討を重ね、奥行が反転して見えるように工夫を施した点が最大の特長です。また、錯視立体図形として容易に製作できるように、デジタル造形技術により文字のフォントやパーツをデザインし、実際に看板として提示した場合の効果についても検証しました。  アルファベットの大文字26文字の形状データにより、木材や板金加工によって自由自在な立体看板の製作を可能としています。 ■ ビジネスや日常生活のあらゆるシーンにおいて錯視の演出を ビジネスの場面では、会社のエントランスや表札、展示会や説明会等の各種イベント等における活用が期待されます。実際に2022年6月に東京ビッグサイトで開催された「FOOMA JAPAN2022 国際食品工業展」では、錯視文字看板でショウワの社名を展示しました。来場者からは「動いて見える!凄い!」と好評を博し、商談に繋がったケースも生まれています。  また、一般向けには、誕生日や結婚式等の慶事をはじめ、住宅の表札やアート作品など、幅広いシーンでの活用を想定しています。今後はアルファベットに加え、ひらがな・カタカナ・漢字・数字など、文字のバリエーションの増加を視野に事業展開していく予定です。 【本研究に関するお問い合わせ先】 総合情報学部教授 林 武文 TEL:072-690-2414 E-mail:haya@kansai-u.ac.jp 【受注販売に関するお問い合わせ先】 株式会社ショウワ 営業部 TEL:06-6422-6481  E-mail:info@e-showa.net ▽商品販売ページ https://showa6481.thebase.in/ ▼本件の詳細▼ 関西大学プレスリリース https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2022/No29.pdf ▼本件に関する問い合わせ先 上記問い合わせ先まで、直接ご連絡ください。 【発信元】 総合企画室 広報課 寺崎、島田、木田 住所:大阪府吹田市山手町3-3-35 TEL:06-6368-0201 FAX:06-6368-1266 メール:kouhou@ml.kandai.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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