<10/6「URUSHIの技」発信!>漆工体験工房を開催!
この度、一般社団法人塩尻市観光協会(塩尻市観光協会・会長 塩原悟文)では、「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」(観光庁補助事業)に採択され、その事業のひとつである、木曽平沢の伝統工芸「漆工」の体験工房を実施します。
第1回 10月6日(木)
10:00~荻村幸稔工房 伝統工芸士の工房で曲物弁当箱の摺り漆体験
13:00~丸嘉小坂漆器店 漆硝子の絵付け体験
第2回 10月13日(木)
10:00~未空うるし工房 漆塗りの革カップスリーブ、パスケースの製作体験
13:00~斉藤漆器店 箸箱への螺鈿塗り
第3回 10月29日(土)
13:00~ちきりや手塚万右衛門漆器店 蒔絵(予定)
2 工房体験の内容
インバウンドを含む観光客や滞在者に、普段は立入ることのできない木曽平沢にある漆工職人の工房の中で、直接漆を塗る体験を提供する。木曽檜等で加工された木地に漆を塗る全5か所で体験を提供する。
体験は職人の時間を占有する特別使用感のあるものであり、インバウンドのラグジュアリー層に向けた特別プログラムとしても販売する。体験の様子はYouTube等でネット配信し、漆を塗る工程をホームページ等に掲載する。
3 事業概要
過去2ヵ年の取組みにより、漆職人の「技術」と奈良井・木曽平沢地区の「観光」の融合が進み、他の地域ではできない「漆体験」という商品造成ができてきました。
しかし、商品としての認知度や滞在時間の延長、域内消費額の向上にまでは繋がっておらず、今回の事業により、「知られた看板商品」として定番化させるとともに、地域内の相互理解を深化させ、工房体験ができる町・観光地化を推進する。
<木曽漆器について>
塩尻市木曽平沢地区で生産される木曽漆器は、400年以上の伝統を有する日本を代表する漆器の一つです。木曽堆朱や木曽春慶などの技法に代表される美しさに加えて、塩尻市奈良井地区から採取される「錆土(さびつち)」を活用した漆による堅牢さが大きな特徴です。
1975年には経済産業省の伝統的工芸品に指定されました。
また、2006年には木曽平沢地区の街並みが「漆工町木曽平沢」として、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
<長野県塩尻市と一般社団法人塩尻市観光協会について>
塩尻市は、長野県中部に位置する人口6万7千人(2020年4月現在)の地方都市です。
観光地としての知名度はそれほど高くありませんが、日本随一の品質を誇るワイン用ぶどうとそのぶどうを使ってワインを作る市内17(2020年4月現在)のワイナリー、江戸時代の街並みを色濃く残す奈良井宿、漆器の町として知られる木曽平沢漆工町、日本三大遺跡の一つである平出遺跡、近年はアニメやドラマの聖地として名が知られる高ボッチ高原、テレビ番組で度々紹介されるローカルグルメ「山賊焼」など、豊かな観光資源を抱えるまちです。
塩尻市観光協会は1955年の発足以来、そんな塩尻市の素晴らしさをより多くの方々に知っていただき、一人でも多くの方々に塩尻市にお越しいただくために、塩尻市の観光事業の発展に努めてまいりました。
また2016年には一般社団法人化を行いました。