エートス協同組合、第 1 回通常総会を開催 地球規模の循環型社会を目指し 17 社の加盟企業が参加
■活動概要
3 つの社会課題(①異常気象による風水害、②地球温暖化による環境破壊、③自動車業界の深刻な人材不足)に対する当組合の取り組みは下記の通りです。
① 異常気象による風水害
豪雨や台風等の自然災害では、車が水没、また走行時に運転不能になる等の被害が発生します。道路上に不動車が残ってしまうことにより、緊急車両や救援物資車両等の通行の妨げとなることが懸念されます。当組合では事前に自治体と災害協定を結び、有事の際に車両のレッカー移動による道路啓開作業による早期復興に向けた支援を実施いたします。また、車の修理・買取・廃車・無料の代車提供など、被災者の経済的、心理的負担の軽減に寄与するサービスを提供いたします。
② 地球温暖化による環境破壊
復興活動の中では、被災車両の処分についても課題に上がります。当組合には、損害車の買取販売業、リサイクル業、陸送業などを基幹事業とする加盟企業が集っており、「現状販売」「修復販売」「パーツ販売」「素材販売」に分類、状態を問わず車の価値を最大化が可能です。適切な処理と情報開示により、環境に配慮した資源の循環を行います。
③ 自動車業界の深刻な人材不足
昨今の少子高齢化に伴う生産年齢人口比率の低下に加え、自動車整備業界では従事する若者の減少による人 手不足が深刻で、採用難易度は一般事務職と比べ 3 倍以上と言われています。当組合では、外国人技能実習生監理団体として組合企業を通じ外国人技能実習生の受入れを行い、業界の労働不足解消、活性化に貢献いたします。 また将来母国で技術を活かしたいと考える外国籍人材も多くいらっしゃるため、当組合では日本の優れた技術や知識 を惜しみなく提供し、母国で活躍してもらうことで新興国のモータリゼーション発展に寄与してまいります。
■令和 4 年度活動実績
理事企業 5 社のみであった加盟企業数は現在では 22 社まで拡大し、発災時の迅速な復興支援に貢献することを目的とした自治体との災害協定は 4 自治体との締結に至りました。災害協定を締結した自治体からは「過去の水害では被災車両の立ち往生が多くあった。スムーズな復旧作業に期待したい」といった声が上がりました。 また今年6 月に登録支援機関、8 月に監理団体の認可を受け外国人技能実習生受入事業の基盤が整いました。
■エートス協同組合の事業展望
災害協定をはじめとする自治体との連携を全国で水平展開し、発災時の早期復興に向けた支援体制をより強化してまいります。 また、外国人技能実習生受入事業においては、フィリピンのマリキナ工科大学と共同の自動車整備士を目指す技能 実習生の訓練プログラムに基づき、今月よりマリキナ工科大学の専任講師が 2 名来日し、日本の整備工場で研修を実施しております。技能実習生の来月 4 月の受入企業入社を目指し、訓練プログラムを推進してまいります。
■エートス協同組合について
■本件に関するお問合せ先
株式会社タウ 広報部
TEL : 048-601-0820
E-mail : pr@tau.co.jp