防災・減災や持続可能な地域づくりなどで連携 宮城県気仙沼市と包括連携協定を締結
地元事業者からアイリスオーヤマ会長へ「新商品・事業経過報告会」も実施
アイリスオーヤマ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:大山 晃弘)は、2024年4月24日に宮城県気仙沼市(以下、気仙沼市)と包括連携協定を締結しました。また、「東北未来創造イニシアティブ」の一貫として実施した地元経営者の人材育成プログラム「経営未来塾」等の卒塾生が、塾長であった大山健太郎(アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役会長)に対して事業経過について報告する「新商品・事業経過報告会」を合わせて実施しました。
■協定内容
当協定に基づいて気仙沼市と当社が相互に連携し、両者が持つ様々な資源を活用して協業し、防災・減災、持続可能な地域づくり、産業振興、スタートアップ支援、教育・人材育成などにおける取り組みを強化します。定期的な協議を通じて、災害時の必要物資の供給協力のほか、脱炭素化に向けた省エネ対策の支援や海洋プラスチックごみの削減など、多様な分野の連携を検討しています。
「東北未来創造イニシアティブ」は、東日本大震災の被災地の自立的かつ創造的復興を目指して、大山健太郎が代表発起人となり、2012年にスタートした活動です。大山健太郎が塾長を務めた「経営未来塾」は、6か月にわたるカリキュラムで経営者としての将来のビジョン作成や意識改革を行った地域のリーダー育成事業です。気仙沼市をはじめとする2県7市町(※)の経営者を対象に実施し、2017年までの5年間で153人の卒塾生を輩出しました。気仙沼市で行われた「経営未来塾」では、市内の事業所の経営者76人を含む85人が卒塾し、地元産業を牽引する経営者やリーダーとして活躍しています。今回は「経営未来塾」等の卒塾生が大山健太郎に対して、事業経過について報告する「新商品・事業経過報告会」を行いました。
【宮城県気仙沼市長 菅原 茂 様 より】
東日本大震災以降、各種分野で御支援いただいているアイリスオーヤマ様と協定を締結させていただき、今後さらに広範な分野における地域課題解決で連携させていただけることを大変ありがたく思っています。生活用品や食品・飲料水、家具家電や照明・空調設備等、市民生活全般を網羅する商品群を持ち、かつ脱炭素化やDX、災害時の物資供給等にも積極的に取り組んでいるアイリスオーヤマ様と連携できることは大変心強く、これを機にさらに防災の強化や地域の活性化、課題解決を加速させていきたいと思います。
【アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役会長 大山 健太郎 より】
東日本大震災の当時、仙台経済同友会の代表幹事をしており、地域貢献と活性化に向けて東北未来創造イニシアティブを立ち上げました。そこから85名の卒塾生を輩出し、皆さんが地元で貢献いただいていることは非常に嬉しく思います。また、気仙沼市は主力工場の角田工場も近く、有事の際は迅速に商品の供給も可能です。今回の包括連携協定で気仙沼市と密に連携を行い、防災に強い都市の形成と更なる地域活性化への貢献に向けて、取り組みを進めていければと考えています。
※:宮城県気仙沼市、南三陸町、岩手県釜石市、大槌町、大船渡市、住田町、陸前高田市