ヘリコプターを空飛ぶクルマに見立てた旅行商品のニーズ検証を行います~駅隣接ヘリポートによる新幹線との連携~
〇空飛ぶクルマを新幹線の二次交通と位置づけた高付加価値観光の旅行商品を、10月1日(火)より一般販売し、販売状況などからニーズを検証します。
〇 本実証実験では盛岡駅隣接の臨時ヘリポートより北東北エリアを結びます。
1.実証実験概要
(1)目的
・空飛ぶクルマと新幹線の連携による移動・観光需要のニーズ検証
・駅隣接のヘリポートを設置する際に必要な付帯サービスや条件の確認
(2) 実施期間
2024年11月2日(土)~11月20日(水)
(3) 実施内容
・盛岡駅隣接の臨時ヘリポートからヘリコプターを利用した北東北エリアを巡る旅行商品を企画、販売
・駅隣接ヘリポートの運営とヘリコプター実証運航
・利用者へのアンケート等の調査
(4) 場所
①盛岡駅臨時ヘリポート:盛岡駅隣接用地内
※ヘリポートは旅行商品お申込みの方以外は立ち入りやご利用はできません
②行 先:岩手県を中心とした北東北エリア(小岩井エリア・宮古エリア・安比エリア など)
(5) 購入方法
①販売者:川重岐阜サービス株式会社(川崎重工グループ)ほか
②期 間:2024年10月1日(火)~催行日の2週間前まで
(詳細は「方法」に記載の商品販売ページをご確認ください)
③方 法:以下、「Z-Leg™※1」公式サイトの「ご旅行のお申込み」旅行商品販売ページを参照の上受付期間内にお申込みください
商品販売ページ:https://www.z-leg.com/cont13/101.html
※1 「Z-Leg™」は川崎重工グループのヘリコプターワンストップ手配チャーターサービスです。
2.空飛ぶクルマの取組みについて
(1)実証実験の枠組み
本件は、JR東日本が設立した「WaaS共創コンソーシアム※2」の実証活動テーマ「駅と空をむすぶ「空飛ぶクルマ」の事業検証」の実証実験です。
※2「WaaS共創コンソーシアム」は、Well-beingな社会の実現に向けて、移動×空間価値の向上をめざすコンソーシアムです。(https://www.jreast.co.jp/jrewcc/)
(2)実証実験メンバーと主な役割
社名 | 主な役割 |
東日本旅客鉄道株式会社 | 駅隣接臨時ヘリポートの用地確保・調整 |
川崎重工業株式会社 | ヘリポート調査、ヘリサービスの提供、旅行商品企画 |
FPV Robotics株式会社 | ヘリポート周辺の小型モビリティのニーズ調査 |
(3) これまでの取組み
本取組みでは、JR東日本、川崎重工、FPV ROBOTICSを含む計9団体が参画し、「駅と空をむすぶ『空飛ぶクルマ』の事業検証」をテーマに検討を進めてきました。
2023年12月にはJR新宿ミライナタワーおよび長野駅近隣ヘリポートを活用し、ヘリコプターを使用した実証実験を行いました。この際に発見した課題を、本実証にて検証し将来的な駅隣接ヘリポートを活用したサービスの検討やヘリポート開発の可能性を検証します。