アライドテレシス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 サチエ オオシマ)は、株式会社ジェイ・エム・エス(本社 広島県広島市、代表取締役社長 桂 龍司)の協力のもと、当社製Wi-Fi 6対応無線LANアクセスポイト「AT-TQ6702 GEN2」と病院向けの輸液ポンプ「キュアセンス
®IP-100」と「キュアセンス
®輸液ポンプIP-100外部連携用通信ソフト」の接続検証を実施しました。
■共同検証の背景
株式会社ジェイ・エム・エス(以下、JMS)は、その製品づくりに医療従事者や患者の視点を取り入れ、医療行為の安全性の標準化と煩雑な医療現場での従事者の負担軽減を目指しています。その製品づくりの精神は、多くの医療機関に認められており、日本国内のみならず、海外90ヵ国以上での製品販売実績を持っています。
JMSについては、こちらからご確認ください。(
https://www.jms.cc/)
その精神は、点滴注射で薬を投与する際に利用される輸液ポンプ「キュアセンス
®IP-100」
(※1)(以下、輸液ポンプ「IP-100」)にも反映されています。滴下検知による流量異常の早期発見や、誤った輸液セットの装着を警告する機能を備えており、安全で安心な輸液管理を可能とします。また、無線LANユニットを搭載しており、「キュアセンス
®輸液ポンプIP-100外部連携用通信ソフト」(以下、輸液ポンプ「IP-100通信ソフト」)と連携することで輸液ポンプ「IP-100」の稼働状況を遠隔で監視できるほか、動作履歴の確認も行えます。これにより、効率的な輸液管理を実現するとともに、患者の安全性の向上や医療現場での業務効率化、管理性の改善にも貢献しています。
その中で、医療DXの進展に伴い、ワイヤレス端末やIoT機器の利用数が増加することで、通信への負荷が増大し、通信遅延や接続切断のリスクが高まっています。そこで、JMSとアライドテレシスは、医療現場において安定性と信頼性の高い無線LAN環境の構築を目指し、Wi-Fi 6対応の無線LANアクセスポイントおよびソリューションと輸液ポンプ「IP-100」を活用した環境で検証を行いました。
加えて、この検証では、輸液ポンプ「IP-100通信ソフト」による効率的で安定した一括管理の確認も行いました。
■共同検証の結果
無線LAN接続検証を行い、輸液ポンプ「IP-100」との安定した無線LAN接続による運用の実現性を確認しました。また、ネットワーク状況を可視化する「AT-Vista Manger EX」を活用し、輸液ポンプ「IP-100」の位置情報や接続状況をGUI上でグラフィカルに表示できることを確認しました。
安定した無線LAN環境での運用と輸液ポンプ「IP-100」の状況の見える化により、効率的で安全な機器運用が可能となります。
■検証の概要
無線LAN環境として、アライドテレシスのWi-Fi 6対応アクセスポイント「AT-TQ6702 GEN2」を単体で利用する構成と、同アクセスポイント複数台と自律的に無線LANの安定通信を実現するソリューション「AWC」を活用する構成の2種類を構築。
それぞれの無線LAN環境で、JMSの輸液ポンプ「IP-100」と輸液ポンプ「IP-100通信ソフト」の接続検証、および、アライドテレシスの「AT-Vista Manger EX」を通して輸液ポンプ「IP-100」の位置情報と接続状況を確認しました。
検証を行った2種類の無線LAN環境の構成はそれぞれ以下の通りです。
【検証1】アクセスポイント単体との接続
アクセスポイント「AT-TQ6702 GEN2」と輸液ポンプ「IP-100」をそれぞれ単体での検証試験を実施。
【検証2】セル方式の無線LAN環境における複数アクセスポイントとの接続
独自技術のセル方式無線LANソリューション「AWC」を利用したWi-Fi環境にて、アクセスポイント「AT-TQ6702 GEN2」と輸液ポンプ「IP-100」との検証試験を実施。
■検証の環境
【株式会社ジェイ・エム・エス 提供環境】
・輸液ポンプ「キュアセンス® IP-100」
タッチパネルによる直感的な操作で投与量や速度の調整ができ、倍速クランプの採用、小型軽量化により扱いやすく、さらには、輸液ポンプ「IP-100通信ソフト」と連携することで、ポンプの稼働状況を遠隔で監視することが可能となります。医療従事者の安心、安全、負担低減に貢献する製品です。
製品についての詳細はこちらよりご覧ください。
https://medical.jms.cc/diagnosis/ip100/index.html
※医療従事者向けサイトで本製品について紹介しています。
【アライドテレシス株式会社 提供環境】
・AT-TQ6702 GEN2
Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax規格)8×8ストリームに対応し、最大4.8Gbpsの高速化を実現した2.4GHz帯と5GHz帯の同時使用が可能な2ラジオ搭載の無線LANアクセスポイントです。
製品についての詳細はこちらよりご確認ください。
https://www.allied-telesis.co.jp/products-list/at-tq6702-gen2
・AWC(Autonomous Wave Control)
チャンネルや電波出力を自律的に調整して無線エリア内の電波環境を最適化し、ストレスのない安定した通信を実現する無線LANソリューションです。
・AT-Vista Manager EX
アクセスポイントやスイッチなどのネットワーク機器に加え、IoT機器も含めてネットワーク全体を可視化するネットワーク運用管理ソリューション。グラフィカルなUIが直感的な画面操作を可能としネットワークのトラブルもシンプルに解決します。
製品についての詳細はこちらよりご確認ください。
https://www.allied-telesis.co.jp/it-infra/solution/manage/
当社は、今後も安定した無線LANを必要とするお客様へ快適な利用環境を提供するため、様々なデバイスとの相互接続性の検証を実施してまいります。
※1)キュアセンス、CURESENSEは、株式会社ジェイ・エム・エスの登録商標です。
注)記載されている商品またはサービスの名称等はアライドテレシスホールディングス株式会社、アライドテレシス株式会社およびグループ各社、ならびに第三者や各社の商標または登録商標です。
注)記載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、記載されている計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。
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<<製品に関するお問合せ先>>
E-mail:info@allied-telesis.co.jp
URL:
https://www.allied-telesis.co.jp/
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アライドテレシス株式会社 マーケティングコミュニケーション部
E-mail: pr_mktg@allied-telesis.co.jp
TEL:03-5437-6042 URL:
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