BASF、IOPLY、ウェリオン、次世代全固体電池バッテリーパックの開発で協力協定を締結

BASF、IOPLY、ウェリオン、次世代全固体電池バッテリーパックの開発で協力協定を締結

  • 軽量化、熱マネージメント、高機能性材料ソリューションを実現する非金属部品

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)、長江デルタ物理研究センター(以下、IOPLY)およびWelion New Energy Technology(ウェリオン・ニューエナジー・テクノロジー、以下ウェリオン社、本社:中国 北京)は、軽量化、熱マネージメント、高機能性を実現する高度な材料ソリューションを基に、次世代全固体電池バッテリーパックを開発するための画期的な協力協定を締結しました。


BASF IOPLY and Welion sign cooperation agreement to pioneer next-generation solid-state battery pack
BASF、IOPLY、ウェリオン、次世代全固体電池バッテリーパックの開発で協力協定を締結

ウェリオン社の会長であり、セルと電池システムの設計を主導するホイゲン・ユ氏は、次のように述べています。「世界的な全固体電池の大手OEMとして、近い将来、当社の設計を全固体電池自動車の実証プロジェクトに適用する予定です。」

BASFは、概略設計における非金属部品の材料開発の専門知識とリソースを提供します。BASF グレーターチャイナ プレジデント兼会長の Dr. ジェフリー・ロウは、次のように述べています。
「BASFは、学術的および事業におけるパートナーの皆様とともに、中国におけるグリーントランスフォーメーションの実現に注力しています。IOPLYおよびウェリオン社との今回の協力は、電気自動車技術、とりわけ全固体電池のイノベーションにおいて変革的な進展をもたらし、急速に発展する同国の新エネルギー産業への統合を深めるまたとない機会となります。」

BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部アジア太平洋地域のシニア・バイスプレジデントであるアンディ・ポスルスウェイトは、次のように述べています。
「今回の提携は、新エネルギー車(NEV)および全固体電池業界における材料イノベーションを推進し、IOPLYおよびウェリオン社とともに持続可能なエネルギー転換のリーダーとしての地位を確立するという当社のコミットメントを戦略的に飛躍させるものです。」

BASFは、トラクションバッテリー、充電システム、バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)、電動パワートレインなどのNEVアプリケーションをカバーする現行製品に加え、次世代全固体電池の要件を満たせるよう、製品ポートフォリオを拡充しています。

IOPLY は協力協定の一環として学術的サポートを提供します。IOPLYの幹部であり、中国科学院物理研究所 副所長である Dr. ジャンピン・フー氏は、次のように述べています。
「2023年7月にe-モビリティとエネルギー貯蔵のためのBASF-IOPLY共同研究センター(BIRC)を設立して以来、私たちは江蘇省溧陽市に共同ラボを開設し、実りある共同研究プロジェクトを実施してきました。今回の協定によって、全固体電池パックの領域を拡大し、より安全で効率的な電池パックを実現します。」

2024年、BASFはIOPLYとウェリオン社とともに、軽量化、熱マネージメント、安全性、サステナビリティ、機能性に関するBASFのさまざまなソリューションを駆使した全固体電池のバッテリーパックのコンセプト(1)を開発しました。この全固体電池のバッテリーパックのコンセプトは、北京釣魚台で開催されたChina EV100フォーラムで初めて発表されました。


(1)CHINAPLAS 2024: e-モビリティ業界向けの軽量で安全かつサステナブルなソリューションのモデル、革新的な全固体電池のバッテリーパックを発表(https://www.basf.com/jp/ja/media/news-releases/asia-pacific/2024/04/chinaplas-2024--innovative-solid-state-battery-pack-a-model-of-l)

※この資料はBASFが2025年3月7日に中国で発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。私たちは、持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追及しています。また、お客様のグリーントランスフォーメーションを可能にする、選ばれる化学会社になるという意欲的な目標を掲げています。全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、コア事業の事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア)、スタンドアローン事業の事業セグメント(サーフェステクノロジー、アグロソリューション)から成ります。2024年のBASFの売上高は653億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は https://www.basf.com/global/en.html をご覧ください。

■BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部について
BASFのパフォーマンスマテリアルズ事業本部は、持続可能性と競争力を両立させながら、プラスチック業界の変革をリードしています。BASF製品の幅広い材料技術と製品ポートフォリオ、そして業界への深い理解により、お客様にとって理想的なワンストップ・ソリューションを提供します。材料分野の専任チームと強力な研究開発力を活かし、世界中のお客様に最先端の技術と専門知識を提供しています。グローバルなネットワークを活かし、イノベーションを推進するとともに、地域ごとのニーズに応じた最適なソリューションを提供することで、競争力を高めています。私たちは、自動車、消費財、インダストリアルアプリケーション、建築・建設などの分野において、性能と効率の向上に貢献し続けています。2024年、パフォーマンスマテリアルズ部門は世界売上高68億ユーロを達成しました。
詳しい情報は https://www.performance-materials.basf.com をご覧ください。

本件に関するお問合わせ先
BASFジャパン株式会社
広報事務局 (カーツメディアワークス内)
TEL:03-6427-1627
basf@kartz.co.jp

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組織名
BASFジャパン株式会社
ホームページ
https://www.basf.com/jp/
代表者
石田 博基
上場
非上場
所在地
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町3-4-4OVOL 日本橋ビル3階
連絡先
03-5290-3000

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