2025年7月2日(水)、静岡県掛川市に新たな屋内遊び場「mirocco(みろっこ)」がオープンします。子どもたちが思いきり遊びを楽しむだけでなく、家族や地域の人々も一緒に楽しめる場所を目指しています。
本施設は掛川市満水の22世紀の丘公園にある屋内施設「たまりーな」にあったプール・温浴施設を改修し、全天候型の遊び場に再整備を進めてきました。乃村工藝社は、施設コンセプト策定から設計、内装・遊具・装飾の施工、運営まで総合的に担当しています。地域活性化と施設事業のノウハウを活かし、本施設を運営してまいります。
また本施設では、DBO*事業の自主事業として、乃村工藝社が民間投資を実施し、遊具、造作家具什器、サイン・グラフィックなどの追加整備により、施設の魅力向上を実現しております。
施設コンセプト/空間デザインについて
施設コンセプトは「ココロはずむ、毎日をつくろう」。365(3=み/6=ろ/5=こ)日通いたくなる、みんなが集まる施設になるように、という意味を込めてネーミングは「mirocco(みろっこ)」に投票で決まりました。
主なエリアは遊具を使って遊ぶ「ぐるぐるのやま」、静かに遊べる「わくわくベース」、大人もくつろげる「ひとやすみラウンジ」、赤ちゃんが安全に遊ぶことができる「ハイハイのはら」の4つです。これらのエリアに加え、たまりーな内には新たに静岡県内で店舗展開する「This Is Cafe」が出店し、様々な年齢層のお客様が利用しやすいメニューを提供いたします。
施設の内装や遊具、ベンチなどのインテリアは、地域資源を利用しています。県産伐採材を活用したベンチ、端材・廃材マテリアルを工作材料として利用する工作スペース、掛川の“土”を利用した左官壁など、各所に環境を配慮した素材を使用しています。
*DBO:Design Build Operate(設計・建設・運営)の略で、公共施設を整備する際の事業方式の一つ。公共が民間事業者に施設の設計・建設・運営を委託します
左)
ぐるぐるのやま
身体を動かして遊具で遊ぶ、施設で最大のメインエリアです。プールの掘込みを活用することで、上下の動きを生むダイナミックな遊具を実現しました。ネットを使った遊具やすべり台、ブランコなど、複合的な遊具設計により、多様な運動機能を育みます。さらに遊具の周囲は人工芝を敷いており、やわらかな質感を楽しみながら走り回ってのびのびと遊ぶことのできるスペースです。
右)
わくわくベース
ぐるぐるのやまとは対照的に静かに遊べるエリアです。内装材の端材、廃材を利用した工作、おままごと遊びなど、子どもの感性を刺激する遊びを取り入れています。端材、廃材等はマテリアルバンク様や地元企業から継続的にご提供いただく予定で、企業や地域団体等との ワークショップやイベントを多数開催します。今後、掛川に工場のあるヤマハ様や資生堂様とのコラボでワークショップを開催したり、マテリアルバンク様とのイベントも予定しています。
・ヤマハ株式会社(7/5)・有限会社一場木工所(7/12,13)
・Material Bank Japan(8/2,3)・資生堂ジャパン株式会社(8/23,24)
左)
ひとやすみラウンジ
「みんなにとって居心地がいい」を目指した、子どもだけでなく保護者も寛げるエリアです。遊び場と仕切られた空間に、中庭を望む親子で寛げるソファを設けました。
右)
ハイハイのはら
0~2歳児と保護者向けのエリアです。囲われたクッションフロアのため、赤ちゃんも安心して遊べます。色とりどりで音や手ざわりにこだわった、多くのおもちゃで楽しむことができます。
施設名 mirocco(みろっこ)
オープン日 2025年7月2日(水)
所在地 静岡県掛川市満水1652 22世紀の丘公園 屋内施設「たまり~な」
フロア内容 ぐるぐるのやま、わくわくベース、ひとやすみラウンジ、ハイハイのはら(0~2歳対象)[約1,000㎡]
開館時間 9:30~17:00
休館日 毎週火曜日
(火曜日が国民の祝日にあたる時はその翌日)、年末年始
(12月28日~翌年1月4日)
※「たまり~な」の休館に準ずる
利用時間 平日:時間制限なし、土日祝・指定日:1時間半入れ替え制
料金 掛川市民:400円、市外:500円(一人当たり) ※1歳未満 無料