2025-7-10
株式会社 東芝
CDP「サプライヤーエンゲージメント評価」において3年連続で最高評価を取得
当社は、環境分野で高い影響力のある国際的な非営利団体 CDP※1が2024年に実施した「サプライヤーエンゲージメント評価」において、最高評価の「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に3年連続で選出されました。
当社は本年2月に既に、CDPによる「気候変動」・「水セキュリティ」の調査でも、各分野における最高評価の「Aリスト」企業に選定されています。今回はこれに続き、「サプライヤーエンゲージメント」についても最高評価を取得したものです。
「サプライヤーエンゲージメント評価」は、CDPが毎年実施している企業の気候変動対策に関する調査の中から、サプライヤーエンゲージメントと関係の深い項目を抜き出して評価するもので、気候変動対応に関する企業とサプライヤーとのエンゲージメント強化や、サプライチェーンにおける温室効果ガス排出削減に向けた取り組みの加速を目指しています。評価は、気候変動に関する5つの項目(リスク管理プロセス、ガバナンス・事業戦略、サプライヤーエンゲージメント、Scope3排出、目標)にて行われます。
当社グループは、「人と、地球の、明日のために。」の経営理念の下、環境への取り組みを企業経営の最重要課題の一つとして位置づけています。特に気候変動については喫緊の課題と認識し、カーボンニュートラルの実現への貢献を宣言しています。その具体的な目標として、2030年度までに自社グループのバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量を2019年度比で70%削減、2050年度にはカーボンニュートラルの達成を目指しています※2。
目標の達成に向けて、当社グループは、自社グループの事業活動による温室効果ガスの排出量(Scope1、Scope2)の削減だけでなく、排出量が特に大きい自社グループの事業活動範囲外での間接的な温室効果ガスの排出量(Scope3)のカテゴリ1(購入した製品・サービス由来の排出量)およびカテゴリ11(販売した製品・サービスの使用による排出量)の削減に注力した取り組みを引き続き推進しています。カテゴリ1の削減に向けては、「東芝グループグリーン調達ガイドライン※3」に基づき、調達取引先様に対する取り組み状況の調査・評価を実施するとともに、一部の取引先様と対話会を開催し、温室効果ガスの削減施策について議論を行うなど、エンゲージメントの強化を進めています。今回は、このような取引先様と連携した取り組み等が評価されました。
当社グループは、今後もバリューチェーン全体において環境配慮に向けた取り組みを進め、カーボンニュートラルと持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※1 2000年に英国で設立された国際的な環境非営利団体であり、企業や自治体が自らの環境影響を管理するための情報開示システムを運営している。CDPの情報開示システムは世界経済における環境報告のグローバルスタンダードとなっている。
※2 当社グループの長期環境ビジョン「環境未来ビジョン2050」にて設定。
※3 「環境未来ビジョン2050」と連動する形で定めた東芝グループ調達基準に則した環境経営を、より積極的に推進している調達取引先様から優先して取引を進めることを、東芝グループグリーン調達ガイドラインに明記。
関連ページ
■CDP2024において、「気候変動」「水セキュリティ」の2分野での最高評価「Aリスト」企業に選定(ニュースリリース)
https://www.global.toshiba/jp/news/corporate/2025/02/news-20250221-01.html
■東芝グループ サステナビリティウェブサイト 「グリーン調達・グリーン購入」
https://www.global.toshiba/jp/sustainability/corporate/social/procurement.html#cat7
■「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」選定企業(CDP公式サイト)
https://www.cdp.net/ja/supply-chain/supplier-engagement-assessment