銀座 蔦屋書店(東京都 中央区 GINZA SIX6F)では、「高安桐工芸 桐の暮らしの道具展」を、2025年9月3日(水)~10月29日(水)の期間、BOOK売場(日本文化)にて開催します。
特集ページ|
https://store.tsite.jp/ginza/event/humanities/49414-1103430826.html
概要
茨城県石岡市で三代にわたり、伝統的な技術で桐と向き合ってきた「高安桐工芸」。国内流通量のわずか数パーセントといわれる希少な国産桐にこだわり、現在も原木の仕入れから製材、仕上げまでを一貫して行う、昔ながらの “ファミリーファクトリー” です。本展では、現代の暮らしに寄り添うようカジュアルダウンされた〈LESS is MORE〉のプロダクトを中心に、日用品と工芸品の両方をご紹介します。「暮らしの中にやわらかく溶け込む、飾らない日用品」をテーマに展開するこのプロダクトラインでは、桐の持つ機能性や素材を最大まで活かせるよう、シンプルで温かみのあるデザインを追求しています。丁寧で柔らかな手仕事から生みだす桐の美しさと、桐ならではの機能性を、ぜひご体感ください。
取り扱い作品について
貴重な国産桐材を活かした2つの新たなライン、「nobleシリーズ」と「standardシリーズ」をご紹介します。「noble」とは、桐の花言葉である「高尚」を意味しており、桐材への敬意と賛美を込めて名付けられました。両シリーズとも機能性の高さと美しい杢目が特徴です。
■nobleシリーズ
自ら桐材を挽くことで得られる豊かな杢目を最大限に活かした、上質で作品性のあるプロダクトです。展開商品は、桐のまな板、桐キャニスター、桐ティッシュケースの3種。桐のまな板には、芯が抜けやすいとされる桐材の中でも、極めて稀少な幅広の一枚板を使用しています。桐キャニスターは、従来品をベースにしつつ、杢目を特に厳選しています。ティッシュケースでは、通常は流通しない節などの部位をあえて使用しています。いずれも、杢目が引き立つ曲線的なフォルムが特徴です。
■standardシリーズ
東北産の貴重な桐材を余すことなく使用した、日常使いに最適な製品です。気兼ねなく毎日使える価格設定で、実用性にも優れています。
まな板は、一枚板のように丁寧に剥いだ材を使用。キャニスターやティッシュケースは、端正でシンプルなデザインが特徴です。
商品説明
桐のまな板
防虫剤や漂白剤といった薬品を一切使用していない東北産の桐無垢材を使用。水切れが良く乾きが早いため、雑菌やカビが繁殖しにくく、常に衛生的な状態を保てます。寒冷な気候で育った桐のため、目が詰まり、適度な硬さを持ち、包丁への負担が少なく、使用に伴う小傷も削り直しによって再生が可能です。
桐キャニスター
コーヒー、砂糖、粉ものなどの保存に最適なキャニスター。食品の酸化を防ぐとともに、調湿作用により砂糖をサラサラの状態に保ちます。優れた断熱性によって保冷・保温効果も持続します。薬品処理をしていない東北産の桐材を使用しているため、キャニスター内部は桐本来の弱アルカリ性を保ち、抗酸化作用を発揮します。
桐ティッシュケース
軽くて扱いやすく、受け渡しや移動もスムーズです。Mサイズは紙箱、Sサイズはソフトタイプに対応。フタは乗せるだけの設計で、引き出す際に持ち上がらず、使いやすさにも配慮されています。桐のフタはちょうど良い重さで、最後の一枚までストレスなく取り出せます。
※全4色展開:クリアー、パイン、チェリー、ウォルナット
特別展示:深堀隆介「金魚酒」
現代美術家で金魚絵師の深堀隆介氏の代表作「金魚酒」。その作品の外箱としての桐箱を、銀座 蔦屋書店のコンシェルジュがおつなぎし、高安桐工芸が作成しました。今回、深堀氏のご厚意で作品を展示します。
《金魚酒 五勺枡 浮草と和金》木曾檜五勺枡、超難黄変エポキシ樹脂、アクリル絵具、2024
68mm×68mm×H45mm ※手描きの書あり
《金魚酒 五勺枡 浮草と和金 a》68×68×H45mm
深堀隆介氏の作品の販売に関する注意事項
整理券を配布のうえ、販売します。事前のお取り置き、お申込みはお受けできません。整理券の配布、ご購入、お渡しの方法につきましては、特集ページをご確認ください。
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販売について
9月3日(水)10:30より店頭にて販売します。
作家(ブランド)プロフィール
●高安桐工芸(たかやす きりこうげい)
1945年創業。茨城県石岡市に工房を構える高安桐工芸は、三代にわたり桐と真摯に向き合い、手仕事の技術を積み上げてきました。戦後間もない時期に初代が始めた桐箪笥の製造をルーツに、現在では、焼き物や美術品の収納箱をはじめ、日用品など幅広い製品を手がけています。時代の変化に流されることなく、原木の製材から仕上げまでを一貫して自社で行う体制を守り続け、素材と向き合う丁寧なものづくりを大切にしています。無駄を生まない木取りの工夫を重ねながら、用途や暮らしに応じた製品を提案しています。
●高安尚訓(たかやす ひさのり)|高安桐工芸 三代目・職人
茨城県石岡市で、創業80年の伝統を受け継ぐ。希少な東北産の桐の原木を直接買い付けるところから、製材・製品の制作・仕上げまでを一貫して手がける。市場では見られない豊かな杢目を活かし、素材と技術への深い愛情と理解から生まれる、存在感ある桐製品を制作。
●高安由佳理(たかやす ゆかり)|高安桐工芸 ディレクター・ブランドプロデューサー
伝統と現代をつなぐ「LESS is MORE」プロデューサー。高安桐工芸の運営を担い、プロダクト開発やブランディング、広報に加え、一部の製品のデザインに関わる工程にも携わる。地元作家とのコラボレーションや地域に根ざしたイベントの企画・主催を通じて、桐の魅力を現代の暮らしに寄り添うかたちで発信している。
●深堀 隆介(ふかほり りゅうすけ)|現代美術家 金魚絵師
1973年 愛知県生まれ
1995年 愛知県立芸術大学 卒業
2000年 スランプ時に飼っていた金魚に魅了される。(金魚救い)
2002年 透明樹脂に直接絵を描く新絵画技法「2.5D Painting」を考案し発表する。
2013・2015・2018年 Joshua Liner Galleryにて個展。(ニューヨーク)
2018~2019年 個展「平成しんちう屋」(平塚市美術館、刈谷市美術館など全国巡回)
2021~2022年 個展「金魚鉢、地球鉢」(上野の森美術館、長崎県美術館、岩手県立美術館など全国巡回)
2023年~ 個展「水面のゆらぎの中へ」(札幌芸術の森美術館、福井市美術館、あべのハルカス美術館など全国巡回中。)
2025年 HarryWinstonから世界限定10本のタイムピース・コレクションウォッチをリリース
横浜美術大学客員教授、愛知県弥富市広報大使
フェア詳細
高安桐工芸 桐の暮らしの道具展
会期|2025年9月3日(水)〜10月29日(水)※終了日は変更になる場合があります
時間|10:30~21:00
会場|銀座 蔦屋書店 BOOK売場(日本文化)
主催|銀座 蔦屋書店
協力|高安桐工芸・金魚養画場
お問い合わせ|info.ginza@ccc.co.jp
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銀座 蔦屋書店
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