~社員の「やりたいこと」を起点とした新規事業創出に向けて~
京王電鉄株式会社(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:都村 智史、以下「京王電鉄」)は、
社員起点オープンイノベーションプログラム「My turn」の採択案件である「飲食店の困りごと解決 店舗レスキュー」にて、共創パートナーである株式会社オプティマインド(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:松下 健、以下「オプティマインド」)と連携して、10月22日(水)から同社がもつシステムを活用した実証実験を実施します。
本取り組みは、2024年7月から開始した、
社員の思いを起点に、スタートアップ企業などとの共創を通じて新規事業を創出していくオープンイノベーションプログラム「My turn」の実証実験として実施するものです。
本採択案件は、起案者が業務上で感じる、飲食事業者の設備不具合発生時の対応方や、工事事業者の安定的な顧客獲得という両者が抱える課題に着目しました。そこで、AIを活用した業務効率化サービスを提供するオプティマインドと協業し、既存システムの「ScaLe(スケール)」を準用した「店舗レスキュー」サービスの実証実験を開始します。
本実証実験では、「店舗レスキュー」に登録された飲食事業者と工事事業者をビジネスマッチングさせて、店舗にて突発的に発生した設備の不具合に対しても即時対応が可能なサービスを提供することができるか検証します。
オプティマインドとの協業による本実証実験を通じて、「店舗レスキュー」が飲食事業者と工事事業者を繋ぐ架け橋となり、飲食事業者と工事事業者双方の課題解決の一翼を担う存在となることを目指してまいります。
≪ロゴイメージ≫
【本件のポイント】
①「My turn」の2次選考通過者が、
「飲食店の困りごと解決 店舗レスキュー」をテーマに、共創による事業化を目指して実証実験を開始。
②10月22日(水)から、設備修理先を探したい飲食事業者と仕事を受注したい工事事業者との仲介を行う「ScaLe(スケール)」を準用した店舗レスキューを提供し、飲食事業者の施設設備に関する適正な業者選定や対応時間の短縮、工事事業者の施工先確保が可能か検証する。
③本実証実験を通じて、飲食事業者と工事事業者を繋ぎ、滞りない店舗営業体制に寄与する。
1.「店舗レスキュー」を活用した実証実験について
(1)実証実験内容
飲食事業者が店舗を運営していく上で、突発的な設備故障や老朽化に伴う破損等が起きた際に、迅速に工事事業者を選定、手配することができず、店舗営業に支障が出てしまうという課題が見えてきました。そこで、AIを活用した業務効率化サービスを提供するオプティマインドが保有するシフト最適化ツール「ScaLe(スケール)」を準用したオリジナルサービス「店舗レスキュー」を飲食店に導入し、店舗オペレーションの効率化を検証する実証実験を行います。
「店舗レスキュー」では、事前にシステム導入への参画を希望する飲食事業者および工事事業者を登録し、設備不具合が起きた際に「店舗レスキュー」上で飲食事業者と工事事業者のビジネスマッチングを推進します。本システムの利用により、飲食事業者が抱える適正な業者選定、設備不具合に際しての対応時間短縮および工事事業者の安定的な顧客獲得に寄与することを目指してまいります。
(2)実証実験期間
2025年10月22日(水)~2026年1月31日(土)
※終了時期が変更となる場合がございます。
(3)「店舗レスキュー」サービスの流れ
①飲食事業者が店舗レスキューに利用登録
②工事事業者が店舗レスキューに利用登録
③飲食事業者が経営する店舗にて設備故障発生、店舗レスキュー上で工事依頼
④工事事業者が店舗レスキュー上で設備状況を確認し、施工可能な時間をリクエスト
⑤工事事業者が現地へ向かい、修繕工事を実施
≪利用フローイメージ≫
2.本件に関するお問い合わせ先
京王電鉄 My turn運営事務局:contact-koi@keio.co.jp
【参考1】社員起点オープンイノベーションプログラム「My turn」について
(1)概 要
株式会社ユニッジ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:土成 実穂)の支援のもと、社員の思いやアイデアを起点に、外部企業との共創により新規事業を創造するオープンイノベーションプログラムです。2024年7月から開始し、255件の書類審査の中から、書類審査、一次審査会を通過した11件の事業化アイデアについてプロトタイピング検証、共創パートナーの募集、選定を行いました。その後、6月18日(水)に実施した審査会にて6件の採択案件と共創パートナーが決定し、7月以降順次実証実験を行っています。2026年1月に予定をしている最終審査会にて、事業化案件を決定します。
通過者のテーマ説明動画は、(
https://unidge.co.jp/project/myturn)からご覧いただけます。
(2)本実証実験に関連する2次審査会通過者および採択案件
【参考2】株式会社オプティマインドについて
(1)法人名 株式会社オプティマインド
(2)代表者 松下 健
(3)所在地 愛知県名古屋市中区栄二丁目11番30号セントラルビル9F
(4)ホームページ https://www.optimind.tech/
(5)事業内容 輸配送の最適化に関するシステム開発やDX化推進サービス、コンサルティングサービス等
(6)設 立 2015年6月22日
【参考3】株式会社オプティマインドが提供する「ScaLe」について
顧客からの業務依頼・発注時点で、移動効率とスタッフ分担効率・作業時間予測まで考えて、即座に最適な日時・スタッフをAIが自動計算する新システムを展開しています。物流とは異なり、スタッフが顧客に対して直接サービス提供を行う業態に対して、AIによって最適な訪問計画を提示することで、「訪問スタッフの余剰稼働を減らす」また「スタッフ稼働効率を上げる」といった効果発揮を支援します。
URL:
https://scale.loogia.jp/
【参考4】京王電鉄によるオープンイノベーションの取り組みについて
京王電鉄では2022年度から、スタートアップ企業をはじめとした外部パートナーとの共創によるオー プンイノベーションプログラムを実施しています。また、成長領域の探索を目的とし、これまで複数のVCファンドやスタートアップ企業への出資を実施しています。
オープンイノベーション公式サイト:
https://www.keio.co.jp/railroad/keio-open-innovation/
≪京王オープンイノベーションプログラムメインビジュアル≫