“ハレの日”に偏りがちな芸術体験を日常に ―登録有形文化財の元小学校で多様なプログラムを展開
京都芸術センターは、若い世代を含む多様な芸術家の制作支援を軸に活動を続けてきました。「制作室(全10室)」を無償で提供し、滞在制作から発表、振り返りまでをサポートしています。こうした制作支援事業は、創作の基盤を支えるとともに、その過程を社会にひらくことで、芸術と生活者との接点を育む役割を担っています。
芸術に触れる機会は、演劇やダンスにおける公演、美術における展覧会など、非日常的な“ハレ”の場に限られることが多く、日常のなかで創作の過程に触れる機会はあまり多くありません。年2回開催している『OPEN DAY』では、アーティストが講師となり、気軽に参加できるワークショップを通して、作品が生まれるまでのプロセスや思考に触れることができます。登録有形文化財である元小学校の建物の特性も生かし、芸術と生活者との新たな接点を生み出すことを目指しています。
概要
イベント名: 『STUDIO OPEN DAY 2026 Spring』
会 期: 2026年4月25日(土)〜26日(日)
会 場: 京都芸術センター
主 催: 京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
ワークショップ:
4月25日(土)
13:00-17:00【美術】中村潤「いまいますのでいっしょにつくろう屋さん」
13:00-14:30【ダンス】渡辺明日香「身体を知る/動く・踊る!感覚をひらくダンスワークショップ」
15:30-17:00【ダンス】Super D/後藤禎稀「でっちゃんのダンスワークショップ」
17:30-19:00【舞台・演劇】Monochrome Circus「コンタクト・インプロビゼーションしようよ!」
4月26日(日)
10:30-12:00【舞台・演劇】BEBERICA theatre company 「モロッコと子育てを囲む、ゆる茶話会」
10:30-12:00【ダンス】セレノグラフィカ「みんなで楽しむハッピーダンス!Vol.2」
11:00-12:30【美術】斉藤真人「生まれるアート!」
15:30-17:00【舞台・演劇】劇団トム論 「『不思議の国のアリス』を読み比べる」
17:30-19:00【舞台・演劇】青コン企画(仮)「地球のみなさんに授業!」
18:00-21:00【舞台・演劇】Gesu◎「創作のグランドルール作りを考える」
上段:中村潤、渡辺明日香、Super D/後藤禎稀、BEBERICA theatre company、中段:Monochrome Circus ©ToLoLo Studio、斉藤真人、セレノグラフィカ ⒸTomiyoshi Works、下段:劇団トム論、Gesu◎、青コン企画(仮) ※順不同、敬称略
詳細は公式ウェブサイトにてご確認ください:
https://www.kac.or.jp/events/20260425_26/
『STUDIO OPEN DAY』とは
京都芸術センターでは、新進・若手の芸術家の活動を支援するため、制作支援事業として「制作室(全10室)」を無償で提供しています。滞在制作と発表、振り返りを通して、芸術家が自身の活動を深める機会を設けています。その成果や過程を社会にひらく機会として、制作室使用者が講師となる「明倫ワークショップ」を毎月開催しています。
こうした活動を広く体験できる場として開催している『STUDIO OPEN DAY』は、京都芸術センターの建物全体を使って実施する特別なイベントです。通常は公開していない制作室を含む館内各所を開放し、作品が生まれる前段階にある試行錯誤や思考のプロセスを、アーティストと来場者が共有します。ダンス、舞台・演劇、美術など多様なジャンルのワークショップを実施し、子どもから大人まで、未経験の方でも参加できるプログラムを展開します。日常の延長にある創作の現場に触れることで、アートをより身近に感じられる機会となることを目指しています。
京都芸術センター
京都芸術センターは、芸術文化の振興を目的に2000年4月に開設されました。若い世代を含む多様な芸術家の制作支援を軸に、芸術文化に関する情報発信や、芸術家と市民の交流促進に取り組んでいます。芸術家が創作活動を行い、その成果を発表するための制作室の提供をはじめ、展覧会、伝統芸能、演劇、ダンス、音楽などの公演やワークショップを実施。芸術家の発掘・育成や伝統芸能の継承、国内外の芸術家を受け入れるアーティスト・イン・レジデンス事業にも力を注いでいます。これらの活動を通じ、京都における都市文化創造の拠点として、芸術の新たな価値を社会に開く場づくりを進めています。