神田外語グループと新渡戸文化学園が2016年度から英語授業における教育連携を開始

神田外語グループ(学校法人佐野学園/理事長 佐野元泰/東京都千代田区)と学校法人新渡戸文化学園(理事長 豊川圭一/東京都中野区)は、2016年度から英語コミュニケーション関連の授業における教育連携を開始する。昨今、小学校における外国語活動早期化や、小・中・高を通じた英語教育強化、英語コミュニケーション4技能の育成などの動きが活発化している。こうした中、両学園が連携し、早期からの実践的な英語コミュニケーション能力を育成。今年度は新渡戸文化子ども園、新渡戸文化アフタースクール、新渡戸文化小学校、新渡戸文化中学校での英語コミュニケーション関連の授業を展開する。対象は、子ども園園児~中学3年生までの広範にわたり、神田外語グループの外国人教員がそれぞれの発達年齢に合わせた授業を行う。


 神田外語グループは、「言葉は世界をつなぐ平和の礎」を建学の理念としている。神田外語大学や専門学校神田外語学院を中心に、半世紀を超える実践的な語学教育と異文化理解教育の実績をもち、児童英語教育(神田外語キッズクラブ)や、ビジネス英語研修(神田外語キャリアカレッジ)、などの機関も備え、生涯学習としての語学教育を行っている。

 新渡戸文化学園は、子ども園から短期大学までを持つ学校法人である。初代校長である新渡戸稲造博士の「私は太平洋の架け橋となりたい」という言葉のごとく、高い志を抱いて日本の近代化と国際平和に尽くした情熱と生き方を受け継ぎ、グローバル化が加速する現代社会に通用する高い思考力、語学力、そして人間力を養うための独自のカリキュラムを実践している。

 この度、互いの教育理念の一致と、実践的な英語コミュニケーション能力育成に関する目的の共通認識のもと、幼児を含めた初等・中等教育における英語コミュニケーション関連授業の展開において連携を開始する。神田外語グループの語学教育に関する長年の研究と、教育を通して積み重ねてきたノウハウや教育内容(教授法、教員、教材、学習環境)などを提供し、「英会話」を中心に置きながら、英語コミュニケーション4技能(聞く、読む、話す、書く)をバランスよく育成するとともに、異文化を理解する心を養う。

【連携の主な内容】
(1)新渡戸文化子ども園(子ども園3歳~小学校入学前まで)
神田外語キッズクラブの外国人教員が週2回の英会話中心の授業を行い、幼少期から外国人教員の話す英語に耳を慣らして音を学ぶ。また、同園が力を入れている「食育」をテーマに、外国人教員が園児と給食をともに食べながら“食”に関する「生きた英語」を教える。発達年齢に合わせたゲーム等も取り入れることで、子ども達が楽しみながら学び、幼少期から英語への定着を促す。年間22回開講予定。

(2)新渡戸文化アフタースクール(放課後活動/子ども園3歳~小学校6年生まで)
子ども園3歳~小学生を対象にした放課後活動において、神田外語キッズクラブの外国人教員が英会話プログラムを行う。ゲームなどのコミュニカティブな英会話プログラムで聞く力、話す力を育てる。さらに「楽しかった」という感想に留まらぬよう、神田外語キッズクラブのオリジナル教材を使って、読む力、書く力もバランスよく育成していく。園児クラスが年間20回、小学生クラスは年間96回開講予定。

(3)新渡戸文化小学校
多言語に対応する人材を企業や官公庁に派遣する事業を行う神田外語アソシエイツから、3人の教員が小学校で英会話の授業を行う(週2回)。小学1~4年生は、まず英語に親しむことを目的として、児童の知的好奇心、探究心、視野の広がりを意識した英語表現を学び、日常の基本的な英語コミュニケーションスキルを身に付ける。小学5、6年生においては、さらに4技能のバランスを意識した授業を展開する。
<小学5年生の授業目標>
・日常生活で交わされる通常の英語コミュニケーションを聞いて大まかな内容を理解する(聴解力)
・日常生活で交わされる通常の英語コミュニケーションの内、短文で完了できる程度のやりとりを英語で行う(発話力)
・家族、趣味、時間、日付、天候、教科、物の位置、好き嫌いについて簡単な英語を読み、書く(読解力、筆記力)
・異文化に興味を持ち、世界にさまざまな文化・習慣・人種・宗教などがあることを理解する(国際理解)

<小学6年生の授業目標>
・日常生活で交わされる通常の英語コミュニケーションを聞いて内容を理解する(聴解力)
・日常生活で交わされる通常の英語コミュニケーションの内、1~2文で完了できる程度のやりとりを英語で行う(発話力)
・職業、食事、買い物、道案内、体、病気、海外旅行について簡単な英語を読み、短文で書く(読解力、筆記力)
・異文化に興味を持ち、世界に様々な文化・習慣・人種・宗教などがあることを理解し、自分の意見を述べる(国際理解)

(3)新渡戸文化中学校
神田外語タスクベース教授法(※)を活用し、神田外語学院の外国人教員が、中学1年生の英語授業(週1回)、中学2、3年生の英語授業(週2回)を担当する。

<中学1年生の授業目標>
・日常生活で交わされる通常の英会話や音声案内を聞いて内容を理解する(聴解力)
・日常生活で交わされる通常の英会話について、ひとつの会話で2~3往復の情報のやりとりを英語で行う(発話力)
・職業、週と月、天候、道案内、人の動作、数、頻度、買い物などについて、4~5行程度の英文を読み、キーとなる英語表現を書く(読解力、筆記力)
・異文化に興味を持ち、世界にさまざまな文化・習慣・人種・宗教などがあることを理解し、自分の意見を述べる(国際理解、表現力)

<中学2年生の授業目標>
・日常生活で交わされる通常の英会話や音声案内や説明を聞いて内容を理解する(聴解力)
・日常生活で交わされる通常の英会話について、ひとつの会話で5~6往復の情報のやりとりを英語で行う(発話力)
・職業、週と月、天候、道案内、人の動作、数、頻度、買い物などについて、8~10行程度の英文を読み、キーとなる英語表現を書く(読解力、筆記力)
・異文化に興味を持ち、世界にさまざまな文化・習慣・人種・宗教などがあることを理解し、自分の意見を述べたり、調べたことを発表する(国際理解、表現力)

<中学3年生の授業目標>
・日常生活で交わされる通常の英会話や音声案内、説明、広告等を聞いて内容を理解する(聴解力)
・日常生活で交わされる通常の英会話について、ひとつの会話で8~10往復の情報のやりとりを英語で行う(発話力)
・職業、週と月、天候、道案内、人の動作、数、頻度、買い物などについて、10行以上の英文を読み、キーとなる英語表現を書く(読解力、筆記力)
・異文化に興味を持ち、世界にさまざまな文化・習慣・人種・宗教などがあることを理解し、自分の意見を述べたり、調べたことを発表する(国際理解、表現力)

【※神田外語タスクベース教授法について】
 オーストラリアで移民への語学教育法として古くから使われてきたタスクベース教授法を、日本の非英語圏環境下での語学教育のために改良を加えた教授法。この教授法の理念は、以下の言語習得論の知見に基づいている。
(1)言語はコミュニケーションの手段である
(2)話す必要や意志が習得の土台となる
(3)目的と状況から言葉が必要となる
教師から与えられた英語表現をただ暗記して使うのではなく、「状況に応じた」単語や表現を学習者自身で選択し使える能力を養う英語教授方法である。

【ご参考】
▼神田外語グループについて
神田外語大学、専門学校神田外語学院のほか、ブリティッシュヒルズ(国際研修施設)、神田外語キャリアカレッジ(ビジネス英語研修)、神田外語アソシエイツ(人材派遣)、神田外語キッズクラブ(児童英語教育)の4つの関連機関をもつ語学教育、研究機関。
(本部)東京都千代田区内神田2-13-9 (代表者)理事長 佐野元泰

▼新渡戸文化学園について
新渡戸文化子ども園、新渡戸文化アフタースクール、新渡戸文化小学校、新渡戸文化中学校、新渡戸文化高等学校、新渡戸文化短期大学までを擁し、キャリアマザーサポート、キャリアデザイン、食育の3基軸の下、園児・児童・生徒・学生一人ひとりの個性を伸ばす教育とともに、子ども園から小中学校までの一体教育をはじめ、高校と短期大学まで通じる縦割り教育により社会で活躍する有為な人材を育成している。
(本部)東京都中野区本町6-38-1 (代表者)理事長 豊川圭一

▼本件に関する報道関係の方の問い合わせ先
 学校法人佐野学園 学園広報部
 TEL: 03-3258-5837(平日9:00~17:30) 
 FAX: 03-5298-4123 
 E-mail: media@kandagaigo.ac.jp

【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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組織名
神田外語大学
ホームページ
https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/
代表者
宮内 孝久
上場
非上場
所在地
〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉1-4-1

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