近畿大学(大阪府東大阪市)は、2017年度入試(14学部)における一般入試※1 の志願者数が確定した。志願者数は、昨年度より26,981人増加して、過去最高の14万6,896人となった。また、総志願者数※2 も本学史上最高となった昨年度を28,624人上回り、19万2,457人となった。
この結果について、株式会社大学通信の安田賢治氏は「受験生目線に立った入試制度改革や、近大マグロに代表される高い研究力、ベルリッツとの提携で注目を集める国際学部などの取り組みを積極的に発信し続け、近大ブランドが全国に浸透したことが志願者数増加の要因となった」とコメントしている。
【志願者数増加の背景】
本学では、志願者数増加の背景として、継続して取り組んできた教育・研究面の改革が受験生に評価されたことに加え、以下の4つの理由があると考えています。
(1) 近大ブランドが全国に浸透
地元である近畿エリアで前年度比122.9%と増加していることはもちろん、東海エリアでは132.6%、関東エリアでは126.7%など、関西以外の地域の志願者数が増加している。近大マグロをはじめとした高い研究力や、東大阪キャンパス大規模整備計画「超近大プロジェクト」などの積極的な情報発信により、全国的に認知されるようになった。
(2) 文系・理系ともに幅広い学問分野を備えている
受験生の動向は文高理低となる中で、本学は募集定員比率が文系:理系でほぼ1:1となる幅広い学問分野を備えていることで、多様な受験者層を獲得している。
(3) 理系学部の新たな併願制度などの入試制度改革
文系学部ですでに導入していた、同一学部内の他の学科を併願できる制度を理系学部にも拡充し、農・生物理工・工・産業理工の4学部に「理系学部学部内併願方式」を導入。
(4) 国際学部による新たな受験者層の獲得
平成28年(2016年)4月に開設した国際学部では、留学生活に密着したドキュメンタリー動画を継続的に配信したことで、留学や海外で働くことを希望する受験生の共感を呼び、志願者数は前年度比139.1%の7,732人となった。
※1 大学入試センター試験利用を含む(短期大学部は除く)。
※2 推薦入試(一般公募)などを含む、全入試の志願者数(短期大学部を含む)
関連URL:
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