近畿大学(大阪府東大阪市)は、株式会社CAMPFIRE(東京都渋谷区)と提携しており、第4弾プロジェクトを平成29年(2017年)6月30日(金)に開始する。工学部建築学科(広島県東広島市)准教授 谷川大輔らが、築100年超の古民家を地域のコミュニティスペースに再生し、地域活性化を図ることを目的に、クラウドファンディングで資金を募る。
【本件のポイント】
● クラウドファンディングで大学の研究資金を調達するプロジェクト第4弾
● 教員が自宅として購入した築100年超の古民家の一部を、福富町での田舎暮らしが体験できる場所とするため、囲炉裏や五右衛門風呂などの再建に取り組む
● 空き家の保存・活用と地域の活性化を目的とした、地方創生プロジェクト
【本件の概要】
工学部建築学科の准教授 谷川大輔は、平成27年(2015年)に東広島市福富町の築100年を超える古民家を私財で購入の後、地域住民と古民家の活用方法を検討し、納屋は谷川の自宅、母屋は学生と地域住民の交流スペースおよび福富町への移住促進の情報発信拠点とするため、学生や地域住民とともにリノベーションに取り組んできた。
本プロジェクトでは、母屋を、福富町の魅力を感じながら、日本文化や田舎暮らしを体験できる場所として活用するため、土間・かまど・囲炉裏・五右衛門風呂の再建を行う。星空の美しい福富町に、地域住民や学生、田舎暮らしに興味のある方が気軽に集まれる場所「星降るテラス」を作ることで、福富町の地域活性化と移住促進を目指す。完成は平成30年度(2018年度)末を予定している。
■プロジェクト名: 近畿大学x広島県福富町 古民家「星降るテラス」プロジェクト
■URL:
http://camp-fire.jp/projects/view/32721 (6月30日13:00公開)
■目標金額: 500,000 円
■募集期間: 平成29年(2017年)6月30日(金)~9月4日(月)(67日間)
【本件の背景 近畿大学x広島県福富町 古民家「星降るテラス」プロジェクト】
近畿大学広島キャンパスからも程近い東広島市福富町は、中山間地域に位置し、人口の少ない地域であり、最近では特に過疎化が進み空き家などが多くなっている。そこで、同大学建築学科 准教授の谷川大輔は、空家古民家の再生をきっかけに、福富町に移住し、地域住民の方々と連携した新たなまちづくりの構築や、中山間地域における人口減少の歯止め、および空き家問題の方策を考えることを目的に、平成27年(2015年)に福富町にある築100年を超える古民家を私財で購入した。同年から、建築学科の学生と共に建物の調査、改築の提案、内部の解体を進め、住民と共に建物の利用イメージなどを検討してきた。
その結果、建物の母屋は、観光・イベント(市場など)の拠点として、また移住定住の情報の発信基地として、みんなが利用できる「テラス」としてリノベーションを行うこととなり、福富町ではきれいな星空が見えるため、この活動を「近畿大学x広島県福富町 古民家「星降るテラス」プロジェクト」と名付けた。住民の方々とのワークショップ、および古民家の改修作業は学生にとって最良な学修環境にもなっている。
【クラウドファンディングのリターン】
■ 3,000円…
(1)サンクスレター&近大グッズ
(2)メール&Facebookによる経過報告 福富町の祭り、行事への案内
(3)オープニングパーティーへ招待
■ 5,000円…(1)~(3)に加えて
(4) 福富町名産・エゴマドレッシング
(5)古民家改修ワークショップ&「星降るテラス」収穫祭へ招待
(6)看板(設置予定)へのお名前の記載(ご希望の方)
■10,000円…(1)~(6)に加えて
(7) 福富産の新米 1kg
(8)「星降るテラス」での田舎暮らし体験(※1)
(※1)五右衛門風呂、かまど、囲炉裏による田舎暮らし体験。宿泊サービスは含まれません。
(9)福富まちづくりワークショップへのご招待(提言が可能)
■30,000円…(1)~(9)に加えて
(10)「福富こだわりの郷ぐる~ぷ」や福富町住民による選べる特産品
(11)「星降るテラス」でのイベント開催(※2)
(※2)本クラウドファンディングのリターンによる営利目的での使用はできません。
■100,000円…(1)~(11)に加えて
(12)シンボルツリーの選定、植樹の権利、感謝状と記念品の贈呈(1名様限定)
▼本件に関する問い合わせ先
近畿大学 総務部広報室
TEL: 06-4307-3007
FAX: 06-6727-5288
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/