昭和大学(東京都品川区)は2017年2月にフィリップス社と共同で「遠隔集中治療プログラム(eICU)」を日本で初めて導入した。これは、複数病院の集中治療室(ICU)をネットワークでつなぎ、センターから遠隔支援するシステム。附属病院での導入実証研究に基づき、2018年4月から本格稼働を開始した。
【お詫びと訂正】
22日配信のリード文および本文中に、参加ご希望の方は「事前申し込み不要」とありましたが、正しくは、「報道関係者向けの記者発表」のため、一般の方のお申し込みはご遠慮いただきたくお願い申し上げます。ここにお詫びして訂正いたします。(2018/5/24 昭和大学)
eICUとは、複数病院の集中治療室(ICU)を支援センターとネットワークで接続することにより、それぞれのICU患者の状態・データを支援センターの医師や看護師がモニタリングする遠隔集中治療プログラム。米国ではすでにさまざまな施設で導入されており、その導入効果は多くの学術研究論文で発表されている。
ICUに入る高齢患者が増加し、医師・看護師の人手不足が大きな課題になっている日本においても、eICUは実効性のあるソリューションとして期待される。
こうした中、昭和大学は2017年2月にオランダに本拠地を持つ大手医療機器メーカーのフィリップス社と共同で、昭和大学病院(東京都品川区)と昭和大学江東豊洲病院(東京都江東区)のICUに日本で初めてeICUシステムを設置した。この取り組みは、日本貿易振興機構(JETRO)の支援事業(※)に基づくものとなっている。その有効性について実証研究を行った後、2018年4月から本格稼働している。
(注意)報道関係者向けの記者発表のため、一般の方のお申し込みはご遠慮願います。
※グローバルイノベーション拠点設立等支援事業
日本において外国企業が日本企業等と連携してイノベーション拠点設立や実証研究、事業化可能性調査を実施するための経費を補助する事業。研究開発部門等の高付加価値部門を日本に誘致して、海外から優れた経営資源を呼び込むとともに、日本をグローバル・バリューチェーンにおける高付加価拠点・イノベーションセンターとすることを目的とする。
(関連記事)
・昭和大学附属病院で、わが国初のeICUの導入実証研究を実施(2016.09.15)
https://www.u-presscenter.jp/2016/09/post-36056.html
▼本件に関する問い合わせ先
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