愛知大学が那覇市で「沖縄事業承継フォーラム -- 沖縄の事業承継のかたちを求めて --」を開催



愛知大学(名古屋市東区)は3月1日に、沖縄県那覇市で「沖縄事業承継フォーラム-沖縄の事業承継のかたちを求めて-」を開催した。このフォーラムは、同大の打田委千弘教授(経済学部)らによる研究が日本学術振興会「課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業-実社会対応プログラム-」に採択されたことに端を発したもので、沖縄県内4団体との共催で実施された。また、中小企業庁が2018年秋から取り組んでいる全国事業承継推進会議とも連携し、会場には約300人の参加者が集まった。




 打田教授らによる研究テーマは「親族内承継か第三者によるM&Aか?:沖縄におけるファミリー企業の実地調査」で、実社会対応プログラムの課題A「世代間衡平性・持続可能性・社会安全性等の倫理的観点を考慮した政策設計のための実践的研究」に採択された。

 フォーラムは2部構成で、第1部は中小企業庁等主催の沖縄事業承継推進会議、第2部は愛知大学と沖縄県内4団体主催のパネルディスカッションの形で行われた。
 第1部ではまず、玉城デニー沖縄県知事のメッセージならびに安倍晋三内閣総理大臣のビデオメッセージが紹介された。その後の基調講演では打田教授がモデレーターを務め、沖縄県内の中小企業2社における親子間の事業承継の具体例が、さまざまな質疑応答を交えて紹介された。
 続く第2部の冒頭では同大の田本健一副学長が挨拶を行い、その後、沖縄県内の金融機関などの有識者により、事業承継における地域金融機関などの役割、支援状況や今後の課題などについてパネルディスカッションが行われた。
 参加者は時に笑い、時にうなずきながら、自社における事業承継と重ね合わせて熱心に耳を傾けていた。

 愛知大学では今後も打田教授の事業承継研究を支援し、沖縄県、ひいては全国の事業承継モデル構築の先駆けとなるような取り組みに尽力していく。



【愛知大学HP】
・「沖縄事業承継フォーラム-沖縄の事業承継のかたちを求めて-」を開催しました
 http://www2.aichi-u.ac.jp/kenkyu/news/28667

・打田委千弘教授(経済学部)の研究が日本学術振興会の実社会対応プログラムに採択されました
 http://www2.aichi-u.ac.jp/kenkyu/news/27976

○打田委千弘教授
 http://edu.aichi-u.ac.jp/tsearch/AUT_detail.aspx?pid=11297


▼本件に関する問い合わせ先
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住所:名古屋市東区筒井二丁目10-31
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