聖心女子大学(東京都渋谷区)では5月13日(木)から、4号館(聖心グローバルプラザ)内の展示スペースBE*hiveにおいて、女性の生き方をテーマとした「いま、『女性』はどう生きるか―キャリア、結婚、装い、命―」と、同大の卒業生である緒方貞子氏に関する「緒方貞子さんと聖心の教育」の2つの企画展を開催する。ともに期間は約2年間の予定で、前者は今年10月6日(水)までが第I期「自分に力をつけて社会を変えよう 女性のキャリアとライフコース」となる。また、6月19日(土)には「緒方貞子さんの思いを受け継ぐ」と題したオンライン国際シンポジウムを開催する。
■「いま、『女性』はどう生きるか―キャリア、結婚、装い、命―」
・第I期:自分に力をつけて社会を変えよう 女性のキャリアとライフコース
【日 程】2021年5月13日(木)~2021年10月6日(水)
【時 間】月~金 10:00~17:00
【場 所】聖心女子大学4号館グローバル共生研究所 BE*hive
※臨時休館情報を事前にご確認ください
【入 場】無料
【URL】
http://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/event/imajoseihaouikiruka/
【概 要】
この展示では「キャリア」「結婚」「装い」「命(リプロダクティブヘルス)」という女性の生き方に深くかかわる4つのテーマを取り上げて、「女性をめぐる常識」がいかに生み出されたのか、 現在どのように変化しつつあるのかを探っていく。
私たちの「常識」は、絶対でも不変でもない。現代日本社会の「常識」は、異なる国・地域、あるいは過去の人々から見れば「非常識」でもある。だからこそ、私たちの「常識」は、未来に向かって、より望ましい方向に私たち自身が変えていけるものでもあるはずだ。大切なのはまず、それぞれの「常識」が生み出される背景を理解することから始めることだと言える。
そこで、今回の展示では、特に「女性をめぐる常識」が生み出される社会的背景を、国際比較や歴史的視座から読み解くとともに、そうした「常識」を受け止める私たちの心の裡、その心理的葛藤のありようにも光を当てていく。
このたびの展示が、男女問わず多くの人々にとって、「女性をめぐる常識」への理解を深め、自らの生き方を問い直す契機となることを期待する。
第I期は、日本のジェンダーギャップの現状や社会変化の実態とともに、そうした現状と対峙しながら、キャリアモデルがどのように人生を切り拓いていったのかを紹介。展示を通じて、若い世代の人々が自分に力をつけ、未来を切り拓き、社会を変えるきっかけを得ることを目指す。
■「緒方貞子さんと聖心の教育」
【日 程】2021年5月13日(木)~2023年4月27日(木)
【時 間】月~金 10:00~17:00
【場 所】聖心女子大学4号館グローバル共生研究所 BE*hive
※臨時休館情報を事前にご確認ください
【入 場】無料
【URL】
http://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/event/sacredheart/
【概 要】
同大の第1期生である政治学者の緒方貞子氏は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や独立行政法人国際協力機構(JICA)のトップとして、世界の難民支援および開発援助に強力なリーダーシップを発揮し、人間の安全保障の実現のためにも大きく貢献した。
その根底には、人間尊重の強い信念と思いやりの精神があった。緒方氏は「(聖心女子大学初代学長)マザーブリットから学んだことは限りない」と明言しているが、この展示では、彼女が学生時代を過ごした聖心の教育とマザーブリットの教え、その後の生き方や数々の貢献について紹介する。
この展示を通じで、緒方貞子氏が力強く示した、現代社会における地球規模の課題への関わり方が、より多くの人に深く理解され、一人ひとりの行動の変容に繋がっていくことが期待される。
●オンライン国際シンポジウム「緒方貞子さんの思いを受け継ぐ―アフリカと日本を結んで―」
【日 時】2021年6月19日(土) 16:00~18:00
【方 法】オンラインイベント
【参 加】無料
【申 込】添付のチラシよりQRコードを読み込むか、
https://forms.gle/2ztRKeQKE8FyAqc5A までアクセスの上、事前に申し込み。
※登録したメールアドレス宛にオンライン配信用のURL・パスワードをイベント前日に送付。
※視聴にかかる通信費等は視聴者の負担となります。
【主 催】聖心女子大学 グローバル共生研究所
【共 催】聖心女子大学大学院 社会文化学専攻/マグダレナ・ソフィアセンター
【助 成】一般社団法人 東京倶楽部
【URL】
http://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/event/20210619/
【概 要】
展示「緒方貞子さんと聖心の教育」との関連で、6月19日(土)にオンライン国際シンポジウム(「緒方貞子さんの思いを受け継ぐ―アフリカと日本を結んで―」)を開催する。
元国連難民高等弁務官であった緒方貞子氏が、難民救済の中で最も困難な状況に直面したのが、東アフリカのルワンダであった。シンポジウムではそのルワンダの現在に焦点をあて、視野を広げ、他者と協力し、世界が直面しているさまざまな問題に取り組んで欲しいという彼女の強い想いを追って、特に若い人達に対してメッセージを投げかける。
○BE*hive展示
http://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/behive/
※これらの展示の一部は、上記のグローバル共生研究所ウェブサイトでもご覧いただけます。また、新型コロナウイルス感染症対策に伴う開館情報についても、ウェブサイトでご確認ください。
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https://www.u-presscenter.jp/article/post-42831.html
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