日本とタイの大学生により2ヶ月半にわたり実施されたCOIL型ビジネス研修の最終発表会が行われ、最優秀賞には料理の自動販売機をタイに導入することを提案したチームが選ばれた。
2021年11月23日、拓殖大学(東京都文京区・八王子市 学長:鈴木昭一)商学部国際交流委員会が企画した日本とタイの大学生によるCOIL(Collaborative Online International Learning)型ビジネス研修の最終発表会が行われた。
この研修は、日本(拓殖大学)とタイ(スィーパトゥム大学)の大学生による共催プロジェクトであり、協働経験を通じて商学の専門知識とグローバル人材に必要な視野を得ることを目的とする国際交流企画。商学部の4つのゼミナール(植木真理子ゼミ、中嶋嘉孝ゼミ、佐藤幸志ゼミ、鄭偉ゼミ)に所属する学生とタイ・スィーパトゥム大学(SPU)の学生合計68名が、10ユニットのミックスチームを組み、教員によるビジネス関連の理論と調査指導を受けながら、週1回のペースでオンラインによるチーム会議を重ねてきた。さらにチーム内での個人発表から共同企画及び調査、最終提案発表を実施し、2カ月半にわたるプロジェクトを成し遂げた。
2021年9月7日のキックオフ以来、日本・タイ両学生がそれぞれの市場におけるユニークな商品やサービスの実践例を見出し、越境ビジネスにおける経営、マーケティングとコミュニケケーション戦略とスキルを実践的に学修し、異文化の「他者」とのタスク達成の作業を通してグローバル人材に必要な能力を身につけた。最終発表会では、自らのビジネス企画を発表し、両大学の教員と外部審査員の審査により、以下のような最終順位が決定、最優秀賞には料理の自動販売機をタイに導入することを提案したチームが選ばれた。
最優秀賞「料理の自動販売機をタイへ」
優秀賞「撮影地特定サービス―あなたを好きな映画の舞台にお連れします―」
優秀賞「タイに最高の旅館を」
審査員特別賞「たこ焼き風スイーツを作る」
同企画に携わる鄭偉商学部准教授はプロジェクトを終えて以下のとおりコメントした。
「海外研修が難しい現在の世界的状況において、このようなオンラインPBL研修は、単に世界的な感染を背景にした暫定的施策ではなく、新たな国際交流の可能性を示唆するものであるということが、参加者と教員一同の感想でした。研修に参加した学生には、身につけた知識とスキルを生かし、より大きな舞台で活躍することを期待しています。」
当プロジェクトに関する詳細は拓殖大学HPをご覧ください。
https://fcom.takushoku-u.ac.jp/news/20211215-02.html
https://fcom.takushoku-u.ac.jp/news/20210913-02.html
▼本件に関する問い合わせ先
拓殖大学 広報室
TEL:03-3947-7160
メール:web_pub@ofc.takushoku-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/