聖心女子大学(東京都渋谷区)は2021年度、オンライン短期留学制度を新設した。これは、コロナ禍における海外交流機会の安定的な提供のために開始したもので、初年度は43名が参加。アメリカ・ヨーロッパ・アジア各国の研修校の提供するプログラムはオンラインの特性を生かした充実の内容で、語学力の向上はもちろん、国際的な視野を広げ、自立心を養う絶好の機会となっている。参加者の満足度は100%で、2022年度も同様の取り組みを継続する予定。
聖心女子大学では、語学研修をメインに海外の文化・生活を体験することを目的とした短期留学制度を設けている。1~4年までどの学科の学生でも参加でき、語学力は問われない。
例年は、夏期休暇を利用して同大の短期留学協定校(11校)で開講されている外国語研修プログラムに参加していたが、2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大により中止。2021年度には、コロナ禍における海外交流機会の安定的な提供のため、オンライン短期留学制度を新設し、37名が参加した。
同制度では、協定を結ぶアメリカ・ヨーロッパ・アジア圏の研修校が手がけるオンラインプログラムを提供。プログラムを修了し、所定の成績を収めることで単位(2単位)として認定される。語学学習や異文化交流など、オンラインの特性を生かしたきめ細やかな内容で、参加者の満足度は100%(参加者37名中、オンライン短期留学に満足していると回答した学生35% 大変満足していると回答した学生65%)となっている。
学生の好評を受け、今春にもオンライン短期留学を追加実施し、現在、6名が参加している。
同大では2022年度もオンライン短期留学を継続する予定。コロナ禍の中でも学生らに海外交流の機会を最大限に提供していく。
【2021年度 オンライン短期留学(夏期)参加理由】
・語学学習...97%
・異文化交流...78%
・単位取得...59%
・プログラム内容に興味があった...54%
・派遣型に参加したかったが開催されない...43%
・オンライン型に参加したいと思った...19%
【参加学生の声】
●カリフォルニア大学デイビス校(アメリカ・英語)
この留学を通して、多くの刺激を受けました。授業内容が非常に興味深く、SDGsに関して私たちの生活に馴染みやすいトピックについての学びが印象的でした。全体を通して、ディスカッション能力や英語の記事を読む力、サマリー力を養うことができました。ほかのクラスメイトとブレイクアウトルームで意見交換をする機会も非常に多かったため、皆の意見が非常に刺激的で貴重な時間でした。
●リヨン・カトリック大学(フランス・フランス語)
オンライン留学は、日常生活を送りながら海外の授業を受けられることがメリットだと感じました。自分の今の語学力がどの程度なのかということが分かったため、今後の語学勉強の方法が明確になり、モチベーションに繋がりました。
●ソウル女子大学(韓国・コリア語)
先生が丁寧に教えてくださることはもちろん、先生と学生、1対1で質問する時間を設けてくださり、授業についてきているかしっかり見てくださっていることを感じました。発言の機会も多かったため、発音やスピーキングの練習になりました。また、現地の学生とペアになり文化交流をする時間も多くあり、とても仲良くなりました。
(参考)
■聖心女子大学 短期留学制度
語学力の向上を主とし、海外の文化・生活を体験することを目的とした留学制度。学科・学年を問わず参加できる。2021年度からはコロナ禍における取組としてオンライン形式のプログラムを提供している。
<提携校>
・カリフォルニア大学デイビス校(アメリカ・英語)
・ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ・英語)
・リヨン・カトリック大学(フランス・フランス語)
・ソウル女子大学(韓国・コリア語)
・輔仁大学(台湾・中国語)
https://www.u-sacred-heart.ac.jp/academics/faculty/short-studyabroad/
▼本件に関する問い合わせ先
聖心女子大学 広報・社会連携部 広報課
小島
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メール:koho@u-sacred-heart.ac.jp
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