弘前大学(青森県弘前市)教育学部附属四校園(幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校)は11月5日、「自ら考え 自律的に行動する子の育成」を研究テーマとした合同公開研究会を開催した。附属小学校並びに附属中学校を会場として、対面とライブ配信、テレビ会議によるハイブリッド型で実施。盛況のうちに幕を閉じ、有意義な研究会となった。
この公開研究会は、以前は附属幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校のそれぞれで別々に実施していたが、昨年度から四校園合同で開催。合同研究会としては今回で2回目となる。
前回はオンラインのみでの開催となったが、今年度は国語、理科、音楽の各教科の授業を対面とライブ配信で行い、研究協議会をテレビ会議で行うハイブリッド型で実施した。
ライブ配信は回線集中で一部配信に不具合があったものの、遠隔でも同時中継で授業研究ができることを示した。同大附属四校園はこの経験を基に、今後いっそうのICT環境の充実を図っていくとしている。
午後の部は、世田谷区立桜丘中学校(東京都)前校長の西郷孝彦氏を講師に招き、「子どもたちの『今』の幸せを大切にする学校作り」をテーマとした講演会を実施した。
参加者からは、今回の開催方法に関して「企画がとても良かったと思います。とても興味深く、申し込みをさせていただきました。ハイブリッド型(特にオンライン)は大変だと思いますが、なかなか青森までは行けないため、とても助かります」との声があった。
また、内容についても「附属の元職員として、また、幼稚園・中学校の保護者として、附属学校園の先生方には個々の力を存分に発揮していただきたいし、その成果を外部に披露する一つの場であってほしいと願っています。弘前大学附属学校だからこそできる教育の追究を期待しております」などの感想があり、有意義な公開研究会となった。
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