東京家政大学(東京都板橋区/学長:井上俊哉)家政学部服飾美術学科・大井龍教授(消費生活研究室)のゼミでは学外活動の一環として、ハイケム株式会社(東京都港区/代表取締役:高潮)と連携した取り組みを行っている。昨年12月には、ゼミ生らが環境展「エコプロ2022」において、同社が開発したトウモロコシ由来のサステナブル素材「HIGHLACT(R)」のブース説明員を担当。事前学習や試着を重ねたうえで、HIGHLACT(R)で作られた衣服を着用して同展に臨み、企業活動の一端に触れる貴重な経験となった。
大井教授が同大赴任以前に化学企業に勤めていたこともあり、同ゼミでは人脈を活かしたさまざまな活動を展開。外部講師によるディスカッションや学外活動など、大学の授業だけでは得られない、実社会の活動の一端に触れる機会となっている。
ハイケム株式会社と連携した取り組みもその一環で、今年で2年目となる。同社は化学系の商社であるとともに多様な分野での事業も展開しており、その中でも生分解性プラスチック事業(※1)では、ポリ乳酸(PLA)の世界展開を目指している。
トウモロコシから製造される生分解性のあるポリ乳酸繊維「HIGHLACT(R)」は、地球に優しい代替素材として注目されており、同素材を使ったアパレルブランドはサステナブルファッションの担い手となっている。
大井ゼミでは、衣料のマイクロプラスチック問題やサステナブルファッションの現状などについて学習後にハイケム社を訪問し、高裕一事業本部長からHIGHLACT(R)の特徴や物性、事業戦略などの講義を受けた。
その後、ゼミ生らは十分な事前学習を重ねた後にQ&Aを作成し、昨年12月に東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2022」においてハイケム社のブースの説明員を担当。試着も行ったうえで、当日は12人がHIGHLACT(R)で作られた衣服を着用して同展に臨んだ。
国内最大規模の環境総合展であるエコプロ展示会には、企業からの参加者だけでなく小中高等学校の児童・生徒も多数見学に来ており、子供たちに教えることはゼミ生ら自身の理解にもつながった。
ハイケム社と連携した一連の取り組みは、学生らが机上の勉強だけではなく、製品開発の現状など実際の企業活動にも触れることができる貴重な経験となった。
※1 生分解性プラスチックとは...通常のプラスチックと同様の耐久性を持ち、使用後は自然界に存在する微生物の働きで最終的にCO2と水にまで完全に分解されるプラスチックのこと
(参考 / ハイケム株式会社HP内記事)
・「ハイラクト(R)」がエコプロ2022に出展しています! 「捨ててもいい」から繋がる未来に触れてみませんか?
https://highchem.co.jp/cninfo/ecopro22_01/
▼本件に関する問い合わせ先
【板橋キャンパス】広報・宣伝部
TEL:03-3961-5690
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/