佛教大学(京都市北区)では、インド各地で仏教復興や社会活動に取り組まれている佐々井秀嶺師をお招きし、「若者たちへ」と題した講演会を実施します。
4年ぶりの日本訪問となる今回は、佐々井師が「傷まみれ、泥まみれ、糞まみれになって民衆とともに生きたんだ」と語る、50年以上にわたりインド現地で差別を受ける人たちとともに生きてきた経験を伝えます。
参加者と佐々井師との対話(質疑応答)、佐々井秀嶺デジタルアーカイブの公開、1960年代から書き残している手記の展示、現地の写真や映像の公開も行います。
佐々井秀嶺師
1935年に岡山県で生まれた佐々井師は、1967年にタイからインドへ渡り、「不可触民の父」と呼ばれたB.R.アンベードカル博士の遺志を引き継いで現地で不可触民解放運動の高名な指導者となった仏教の僧侶です。
1988年にインド国籍を取得し2004年から2006年までインド政府マイノリティ委員会の仏教と代表を務めました。2009年には44年ぶりに日本を訪問。2023年現在も、インド中央部ナーグプルの仏教寺院を拠点としてインド各地での改宗式や仏教復興に取り組んでいます。
◆概要◆
〈日時〉 6月24日(土) 13:30~16:30(開場12:00)
〈場所〉 佛教大学紫野キャンパス 常照ホール
〈内容〉 ・佐々井秀嶺師の講演
・佐々井秀嶺師との対話(質疑応答)
・デジタルアーカイブの公開
〈参加〉 当日先着順(定員330名)、参加無料
〈主催〉 佛教大学社会学部
〈協力〉 一般社団法人南天会、B.R.アンベードカル及びエンゲイジド・ブッディズム研究会
〈助成〉 トヨタ財団2019年度研究助成プログラム(D19-R-0008「マイノリティとの異種共働の連帯に向けて」)
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/