中央大学商学部生がヒノキを加工する過程で発生するおがくずを再利用した檜木香るドリップコーヒーを森林循環と地域活性化を目指して東京都檜原村と共同で開発 ―森林資源を有効活用することで廃棄物削減と観光業の活性化を両立する―



中央大学商学部の学生は、ヒノキによる林業とツーリングなどの観光スポットとして有名な東京都西多摩郡檜原村と、木材の廃棄物削減と森林資源の有効活用を通した地域振興を目指して同村の天然ヒノキを使用したドリップコーヒー「檜木ノ珈琲」を共同で開発しました。商品は檜原村内の各店舗で1月28日から販売しています。木材を加工する過程で発生するヒノキのおがくずを再利用した粉末を活用した商品で、ヒノキの香りに合うコーヒー豆を学生自らが選定し、何度も試飲を行い、香りと味にこだわった一杯に仕上げました。本商品の販売により、森林資源の循環と廃棄物削減、および村の知名度向上への貢を目指します。




■商品概要
・商品名: 檜木ノ珈琲(ひのきのこーひー)
・内容: ヒノキの粉末を活用した檜木香るドリップコーヒー(ヒノキチップ付)
 (コーヒー豆: コロンビア、マンデリン、アメリカンブレンド)
・販売価格: 1パック270円(税込)/ 3パック810円(税込)
・販売時期: 2024年1月28日(日)から通年
・販売場所: 東京都西多摩郡檜原村内の各店舗(やまぶき屋・かあべえ屋)
※今回の販売分は在庫がなくなり次第終了となりますが、継続して販売を予定しております。詳細は下記、「檜木ノ珈琲」公式インスタグラムをご確認ください。
https://www.instagram.com/sep_hinoki_coffee?igsh=YzNydGJqcDhydXc2


■プロジェクト発足の背景
 本プロジェクトは中央大学商学部が開講する「ソーシャル・アントレナーシップ・プログラム」の受講生による活動の一環で、檜原村の豊かな森林資源を活かした森林循環や村の経済活性化を目指して始まりました。同村は都心から2時間ほどの距離に位置し、森が9割を占める自然豊かな地域です。ヒノキによる林業に加え、ツーリングやサイクリング、ハイキングのスポットとしても有名で、毎年多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。しかし観光客向けのお土産が少ないことや、木材を加工する際に発生する大量のヒノキのおがくずの処分方法に課題を抱えていました。そこで学生らは、廃棄物削減と森林資源の有効活用による地域振興を目指し、廃棄木材を再利用した檜原村らしいお土産「檜木ノ珈琲」という観光客向けのドリップコーヒーを制作しました。


■ドリップコーヒー「檜木ノ珈琲」に込めた思い
 檜原村ではヒノキによる林業が盛んなことから、同村の天然ヒノキを活用した商品で村の魅力を表現したい、という思いを込めて制作しました。ヒノキを通じて檜原村の自然と情景をご自宅でも楽しんでほしく、コンセプトは『自然を味わうヒノキ時間』と掲げました。ヒノキの香りに合うコーヒー豆を学生自ら選定し、何度も試飲を重ねて香りと味にこだわった一杯に仕上げました。


■「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム(SEP)」
 本プログラムでは、地域連携型PBL※によりSDGsを実践するビジネス人材を育成することを目標としており、2019年度より檜原村・小菅村・丹波山村の各村に中央大学商学部のサテライトオフィスを設置。遠隔で授業や会議を実施することが可能で、自治体や地元NPO法人との緊密な協力体制のもとプログラムを進めます。今回のプロジェクトは、同科目を受講している学生5人が立ち上げたものです。
 中央大学では2021年3月に株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループおよび株式会社きらぼし銀行との「包括連携に関する基本協定」を締結しています。この協定に基づき、中央大学商学部は株式会社きらぼし銀行から協賛を受け、本講座を開講しております。具体的にはSEP所属の学生約100名は、株式会社きらぼし銀行から活動に必要となる交通費や商品・サービス開発等費用面での援助のほか、授業内でのサポートや成果発表の機会提供などさまざまな支援をいただき、これまでにない新しい「産・官・学」のスキームで奥多摩三村の地域課題解決に取り組んでいます。
(詳細) https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/commerce/news/2023/06/66734/
※Project Based Learning


■商学部「プログラム科目」
 中央大学商学部では、「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム」以外にも、2019年度から将来のキャリア形成に直結する実践的な学修ができる計5種類の「プログラム科目」を設置しています。これらのプログラムでは、中地域社会が解決すべき課題を適切に特定し、関連する情報を収集し、効果的なビジネス・ソリューションを考案するとともに、課題解決の実現に向けたイノベーションに挑戦します。
<その他4種類のプログラム科目>
・スポーツ・ビジネス・プログラム
・グローバル・プロフェッショナル・プログラム
・アカウンタント・プログラム
・ファイナンシャル・スペシャリスト・プログラム
(詳細) https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/commerce/point/program/



<本件に関するお問い合わせ>   
 中央大学商学部
 E-mail: c-gk-grp[at]g.chuo-u.ac.jp  

<取材に関するお問い合わせ>
 中央大学広報室
 E-mail: kk-grp[at]g.chuo-u.ac.jp


※[at]を「@」に変換して送信してください。

【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
中央大学
ホームページ
https://www.chuo-u.ac.jp/
代表者
河合 久
上場
非上場
所在地
〒192-0393 東京都八王子市東中野742-1

検索

人気の記事

カテゴリ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 機能と特徴
  • Twitter
  • デジタルPR研究所