「電子処方箋」の普及広報を図るため、普及啓発ポスター等を作成
厚生労働省は、「電子処方箋」の普及広報を図るため、TVアニメ『薬屋のひとりごと』(2023年10月21日(土)から毎週土曜日24時55分日本テレビ系で全国放送中) とタイアップします。その一環として、普及啓発ポスターの作成や特設サイトの開設をしました。
「電子処方箋」は、紙で発行していた処方箋を電子化することで、同じ成分の薬を複数の医療機関・薬局から処方され服用すること(重複投薬)や飲み合わせの悪い薬の組み合わせ(併用禁忌)などを医療機関・薬局が発見しやすくなり、患者さんにとっても、より安心安全に薬を服用することができるようになる仕組みです。
TVアニメ『薬屋のひとりごと』は、とある大陸の宮中で働く元薬屋の少女が「毒」と「薬」の知識でさまざまな難事件を解決していくシリーズ累計3,100万部突破の大人気後宮謎解きエンタテインメントです。主人公・猫猫(マオマオ)の推理を通して、日常に潜む「毒」や「薬」の知識などを学ぶこともできる作品となっています。
この啓発ポスターは、医療機関や薬局などに掲示される予定です。厚生労働省は、今回の取り組みを通して、多くの方が「電子処方箋」について知り、利用するきっかけとなることを期待しています。
©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
【特設サイト】
【特設サイトURL】
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/tieup/kusuriyanohitorigoto.html
■電子処方箋とは
これまで紙で発行していた処方箋を電子化することで、医療機関・薬局で処方・調剤された薬の情報がリアルタイムに登録されるため、他の医療機関・薬局でも、患者さんが今飲んでいる薬の情報を医師や歯科医師、薬剤師が確認できるようになります。そのため、重複投薬等のチェックが可能になります。
患者さんにとっても、自身の薬剤情報に基づいた医療を受けられるようになり、より安心安全して薬を服用することができるようになります。
■TVアニメ『薬屋のひとりごと』のご紹介
大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。
ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。
今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っているという話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。
人間には興味がないが、毒と薬への執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。
原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
監督・シリーズ構成:長沼 範裕
キャラクターデザイン:中谷 友紀子
アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM
製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会
【キャスト】
猫猫:悠木碧
壬氏:大塚剛央
【タイアップ企画の内容】
・ 公共交通機関における広告掲出
・ 啓発ポスターの作成
・ 特設サイトの開設
・ 広報誌「厚生労働」2月号へ掲載