シンプレクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金子 英樹、以下シンプレクス)は、明治安田生命保険相互会社(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長:永島 英器、以下明治安田生命)に団体信用保険向け業務システムを提供しました。本システムは2024 年4月1日より稼動します。
明治安田生命は、団体信用生命保険(以下、団信)業務において、取引先企業から、加入申込者の告知・査定のWeb化と、それによるシームレスな顧客体験と業務負荷軽減の実現要望を受けていました。同社では、既存システム拡張による対応を検討しましたが、取引先企業からスピーディな提供が求められていたことから、短期導入が可能で、先端デジタル技術を活用しやすく、かつ拡張性のある、SaaS型サービスの導入による解決を目指していました。
シンプレクスは本件に対して、コンポーネントを柔軟に組み合わせながら、機動的なカスタマイズが可能である、「Simplex xInsurance」団信パッケージを提案しました。本ソリューションは、団信業務において必要とされる機能を標準装備しており、さらには商品追加、団体追加を迅速に行うことが可能であるため、スピーディな商品供給やビジネス拡張を実現できることが特長です。本ソリューションの機能充足性や拡張性等が高く評価されるとともに、導入実績や、当該ソリューションを活かした業務構築の豊富な知見も評価され、このたびシンプレクスが明治安田生命のテクノロジーパートナーとして選定されました。
「Simplex xInsurance」団信パッケージは、Web申込、団体向けポータルサイト、査定管理等、一連の業務を担うことができるSaaS型サービスです。帳票作成やルール・チェック機能などの共通サービスの集約化や、拡張性の高いデータモデルの採用等により、開発効率の向上を実現しています。
Simplex xInsuranceとは
生命保険・損害保険といった保険の種類に関わらず、保険業務における一連の業務をカバーした「トータル保険業務ソリューション」です。
- 保険業務に必要な機能をワンパッケージで提供
- 代理店/窓販/ダイレクトのチャネルごとに最適化された設計・申込システム、引受/異動/収納/支払をペーパーレスで実現するIWF(イメージワークフロー)、それらの情報を一元管理する契約・顧客管理、その他挙績・手数料管理など保険業務を実施する上で必要な機能を搭載
- ニーズに合わせた機能単位での導入やカスタマイズが可能
- 共通サービスを利用した拡張性の担保
- モノリシックなシステムではなく、機能単位で整理・統合され、それらが有機的に連携して一つのサービスを構成
- ビジネススピードに追従できる機能追加、変更が可能
- 導入アセットによる保険会社側の導入負荷軽減
- 保険ビジネスに必要な各種業務・システムアセット(業務フロー、業務定義書、システム構成図、機能一覧等)を保持しているため、アセットをベースとしたスピード感があり、かつ実効性が担保されたビジネス推進が可能
- セキュアなクラウドサービスによる提供
- 数多くの金融機関に認められた最高峰のサービスレベル
- 内製開発システムのため、高い拡張性と短納期化を同時に実現
- 全機能を内製開発しており、仕様・ソースが明確であることから個社要件に対する柔軟な対応やソリューション提案が可能
- システム開発で起こりがちなベンダー間の認識齟齬の解消や、コミュニケーションリードタイムを削減することで短納期でのプロジェクト推進が可能
シンプレクスは、顧客に求められたサービスを提供することではなく、顧客のビジネスの成功を第一に考え、期待を超える付加価値を創造することを行動規範としています。
本件もサービス提供がゴールではなく、明治安田生命のビジネスが持続的な成長を遂げていくことを目的として、未来を見据えた課題解決策や対応策の提案を行っています。シンプレクスは、明治安田生命および団体の業務効率化、顧客体験価値の向上に努め、唯一無二のテクノロジーパートナーとして伴走してまいります。
■シンプレクス株式会社について
https://www.simplex.inc/
シンプレクスは1997年の創業以来、メガバンクや大手総合証券を筆頭に、日本を代表する金融機関のテクノロジーパートナーとしてビジネスを展開してきました。現在では、金融領域で培った豊富なノウハウを活用し、金融以外の領域でもソリューションを展開しています。2019年3月にはAI企業のDeep Percept株式会社、2021年4月には総合コンサルティングファームのXspear Consulting株式会社がグループに加わり、創業時より付加価値の創造に取り組んできたシンプレクスとワンチームとなって、公的機関や金融機関、各業界をリードする企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を支援しています。