兵庫県西宮市にある「唯一味」は、希少な国産唐辛子の専門ショップ。祖母から「唯一味」を受け継いだ宮﨑可奈子さんがオープンしました。
佐賀県唐津市で昔ながらの製法で栽培する「唯一味」は辛いのに甘味があり、華やかな風味。お店には「唯一味」を使った様々な商品が並びます。
収穫のピークを迎え、畑に向かった可奈子さん。今年の「唯一味」は唐津に移住した妹さんのデビュー作！初物はどんな味に仕上がるでしょうか？ （内　容）
　兵庫県西宮市の閑静な住宅街に佇む希少な国産唐辛子の専門ショップ『唯一味』。先祖代々、守り継いできた国産の唐辛子を祖母から受け継いだ宮﨑可奈子さんがお店をオープンしました。 　唐辛子は国内消費の大半が輸入品で、国産は希少。そのなかで唯一味は１００年以上前から栽培され、今も佐賀県唐津市の畑で昔ながらの製法で育てられています。
辛いのに甘みがあり、華やかな風味の唯一味。受け継いだ在来唐辛子の美味しさを伝えたいと、可奈子さんは同じ志を持つ仲間と商品を開発。西宮の店内には唯一味を使った七味や一味、唐辛子みそ、キッシュなど、様々な商品が並びます。なかには、チョコと唯一味を絶妙にブレンドしたカヌレまで。唐辛子を愛する食のプロたちの評価は？ 夏の終わり、佐賀県唐津市にある畑で唐辛子の収穫がスタート。９月中旬が収穫の第一のピークで、１０月に第二のピークを迎えます。これまでは、祖母に教わり、ご両親に手助けしてもらいながら可奈子さんひとりで収穫していましたが、今年は唐津に妹さんが移住。今年の唯一味は妹さんのデビュー作になります。 唐辛子は、毎朝、完熟したものだけを手摘みで収穫し、天日で１日干し、乾燥機にかけ、しっかり乾燥させてから、西宮の工房へ。可奈子さんは初物の唯一味を粉砕し、加工して、各調味料を製造していきます。今年の初物はどんな味に仕上がるのでしょうか。唯一味を次の世代につなぎたいと願う可奈子さんの奮闘の日々に密着します。