ものつくり大学は草加市と2024年5月に締結した木橋リノベーションに関する連携協定に基づき、草加市内に架かる木橋のリノベーションを行っています。
2024年11月に第1弾としてリニューアルした「中根ふれあい橋」の開通式が行われました。第2弾として、リノベーションのため草加市より「ふれあい橋」が本学に搬入され2025年10月を目標に補修・補強を進めています。
今後は、これらの取り組みを学会やシンポジウムで成果発表していく予定です。
ものつくり大学(埼玉県行田市/学長:國分泰雄)は2024年5月、草加市と「木橋リノベーション事業に関する基本協定」を締結しました。本協定は老朽化が進む草加市内の木橋4橋の修繕を行うことで学生が実習を通じて地域の街づくりに参画するとともに、将来の土木技術者を育成することを目的としています。
本学の建設学科には木造建築コースがあり、専任教員が5名在籍しています。また、橋梁に関する研究室があり、繊維強化プラスチックCFRP(炭素繊維強化プラスチック)による橋架の補修・補強に関する研究を実施しています。
2024年11月に、本事業の第1弾としてリニューアルした「中根ふれあい橋」の開通式が行われました。
次いで、2025年6月末に草加市より「ふれあい橋」(橋長14m、幅員2mの木製人道橋)がリノベーションのために本学へ搬入されました。
搬入後、大学内の実習施設にて橋の状態確認や載荷試験を実施。橋のたわみや劣化状況を計測しました。今後、木橋の解体を行い劣化が著しい箇所については、先進的な樹脂やCFRPを活用し10月を目標に補修・補強を進めています。これらの取り組みは、実験・研究を通じて性能を検証し、今後の学会やシンポジウムで成果を発表していく予定です。
また、6月22日(日)に開催された「オープンキャンパス 研究室開放DAY」では、解体前の「ふれあい橋」の展示を行い、多くの来場者にご覧いただきました。今後も地域と連携した教育・研究を進めることで、実践的な技術者育成と持続可能な社会インフラの発展に貢献してまいります。
▼本件に関する問い合わせ先
ものつくり大学 企画広報課 企画広報係
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