デジタル活用とソリューション提案力強化を通じて、「最高の品質で社会に貢献」を目指す
株式会社ブリヂストン(以下、ブリヂストン)は、タイヤのメンテナンス技術向上やお客様へのソリューション提案力強化のための人財育成を目的とした、新たな研修施設B-Solution Learning Center(ビー・ソリューション ラーニングセンター、以下B-SLC)を東京都小平市に設立しました。当社の使命である「最高の品質で社会に貢献」のもと、本施設を活用した実践的な研修を通じて、法人や一般のお客様に安心・安全で快適なモビリティライフを提供するための人財育成を強化していきます。
B-SLC開所式の様子(2026年4月6日)
日東工営株式会社 代表取締役社長 澤近広司様(中央右)
株式会社ブリヂストン 取締役 代表執行役 EAST CEO 田村亘之(中央左)
同社、執行役 CPO(Chief Product Officer)兼グローバルモータスポーツ管掌 今井弘(左)
同社、常務役員 BSJPタイヤ販売事業管掌(REP/OE/ソリューション)
兼ブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社 代表取締役社長 蓮沼利幸(右)
【設立の背景】
近年、人口減少や高齢化に伴う労働力不足が社会課題としてあげられています。こうした背景のもと、輸送事業者様は安全運行、経費削減、環境負荷軽減、業務効率化など、さまざまな課題に直面しています。特に、点検整備の不十分さや整備作業ミスによる大型車の車輪脱落事故は、増加傾向が続いています。
一方、乗用車については、季節によるタイヤ履き替え需要への迅速なサービス対応や、幅広い車両・用途、お客様の多様な価値観に合わせたタイヤの提案やアドバイスを希望するお客様が増えています。
ブリヂストンはこのようなお客様の困りごとやニーズに対して、「タイヤは生命を乗せている」の大原則のもと、社内外における研修や安全啓発活動に加え、タイヤのメンテナンス技能やお客様へのソリューション提案力を競う大会
※1※2を継続的に実施するなど、人財育成に力を入れてきました。今回設立した研修専用施設により、必要な研修を必要なタイミングで、より現場に近い実践的な形式で行うことが可能となり、お客様の安心・安全を足元から支えつつ、顧客価値を創造できる人財育成を強化・加速させることができます。本施設の目的と特長は、以下の通りです。
【B-SLCの施設特長】
1.様々な環境で安全・確実・効率的にタイヤメンテナンスサービスを提供できる人財の育成
■様々な車両に対応する設備・機材を用いて、ブリヂストンの定める作業標準を習得できる研修環境
乗用車用、トラック・バス用、中小型建機・農機用、モーターサイクル用のタイヤそれぞれのメンテナンスや脱着が可能なピット(設備・機材)を備えています。ブリヂストンが独自に設定している作業標準を理解した上で、様々な種類の機材を用いて、安全・確実なタイヤ交換を始めとする多様なスキルの習得が可能です。また、乗用車の車両整備用のリフトは、重量の重いEVを始めとする最新車種にも対応しています。
■大型車車輪脱落事故防止対策強化のための設備(主に生産財向け)
トラック・バスなど大型車のタイヤ交換の際に、作業者がボルトとナットを規定のトルクで締め付けられているか確認できる軸力計を備えています。また、全国ネットワークで24時間対応のロードサービス「ブリヂストン サービスネットワーク(BSN)」のサービス向上を目的として高速道路の路面を再現した出張サービス研修路を備え、パンク状態からのジャッキアップやスペアタイヤへの交換など、危険の多い高速道路上での安全・適切な作業を習得できます。
■先進的な軽労化機材の導入(主に乗用車、生産財向け)
自動でタイヤの組み換えを行う先進的な機材や、大型タイヤ交換用のバリアスツールハンガーの導入により、安全・軽労かつ効率的な作業スキルを習得できます。夏冬タイヤの履き替えが集中する繁忙期における効率的なオペレーションの習得および開発などに活用すると共に、将来的にこれらの機材の実店舗への導入も検討していきます。
先進的な機材を備えた生産財向けピット
軽労化機材のバリアスツールハンガーを用いて作業する様子
2.デジタルを活用し、お客様の価値創造に繋がるソリューション提案ができる人財の育成
■「デジタル×リアル」の融合によりプレミアムな顧客体験を提供する小売店舗を再現(主に乗用車向け)
研修施設内に当社グループの乗用車用タイヤチェーン店「タイヤ館」の小売店舗を再現したセールスルームを備えています。来店から商談・お見送りまでの一連の接客・接遇スキルを店舗設備で学ぶことで、実際の店舗でのリアルな接客をシミュレーションすることができます。また、メンテナンス作業の進捗や待ち時間を可視化する「ピットトラッカー」や、データに基づく時短商談や生成AIによるロールプレイング商談のための最新デジタル技術も導入。お客様満足度向上に繋がるサービスや、困りごと・ご要望への対応力、商品提案力を強化します。また、車が通過するだけでタイヤ残溝やアライメントが自動計測できる先進的な「通過型テスター」を本年中に設置する計画で、将来の店舗オペレーションの更なるデジタル化を進めてまいります。
車が通過するだけでタイヤ残溝やアライメントが自動計測できる先進的な「通過型テスター」
メンテナンス作業の進捗や待ち時間を可視化する「ピットトラッカー」
■輸送事業者様が抱える経営課題の解決をサポートするソリューション提案力を向上させる仕組み(主に生産財向け)
お客様の様々な困りごと解決に向けたソリューションを提案できるソリューションエンジニア育成に向け、ブリヂストン独自の顧客車両/タイヤ管理システム「Toolbox」、内圧監視システム「Tirematics」
※3などのデジタルツールの活用習熟度を高めるとともに、研修室での学習やピットでの実作業を通じて、市場環境の変化やお客様それぞれの困りごとを適切に捉える分析力と顧客毎にカスタマイズした「Tire Solution(R)」
※4を組み立てるスキルを向上させます。
ブリヂストンは、社会とお客様の安心・安全を支え、プレミアムな顧客体験やソリューション提案によってお客様に価値を提供できる人財を育成することで、「Bridgestone E8 Commitment」
※5で掲げる「Extension 人とモノの移動を止めず、さらにその革新を支えていくこと」「Ease より安全で心地よいモビリティライフを支えること」にコミットしていきます。
<B-SLC施設概要>
1.施設名称:B-Solution Learning Center(ビー・ソリューション ラーニングセンター、略称B-SLC)
2.所在地:東京都小平市小川東町3丁目1-1
3.延床面積:2,291㎡
4.構造:鉄骨造、地上1階
5.竣工日:2026年3月
6.主な設備:研修室3室、実習ピット2カ所(乗用車用2レーン、トラック・バス用2レーン)、
タイヤ交換先進機材、EV対応リフト等
7.主たる使用者:ブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社
※1 トラック・バス向けソリューション活動強化へ、「技能グランプリ」、「ソリューションエンジニアコンテスト」を開催 ~人とモノの移動を止めず、さらにその革新を支えるための人財育成を強化~ | ニュースリリース | 株式会社ブリヂストン(https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2025090501.html)
※2 乗用車向け小売サービスソリューション活動強化へ、「接客・技能グランプリ2025」全国大会を開催 ~お客様の安心・安全で心地よいモビリティライフを支える「断トツサービス」力の向上~ | ニュースリリース | 株式会社ブリヂストン(https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2025093001.html)
※3 運送ビジネスを支えるブリヂストンのデジタルツール | テクノロジー&イノベーション | 株式会社ブリヂストン(https://www.bridgestone.co.jp/technology_innovation/fleet_solution/)
※4 タイヤソリューション(R) | トラック・バス/産業車両用タイヤ | 株式会社ブリヂストン(https://tire.bridgestone.co.jp/tb/truck_bus/solution/)
※5 「Bridgestone E8 Commitment(ブリヂストンイーエイトコミットメント)」
ブリヂストンは、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向けて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment(https://www.bridgestone.co.jp/corporate/manage/policy/commitment/)」を制定しました。これを未来からの信任を得ながら経営を進める軸とし、ブリヂストンらしい「E」で始まる8つの価値(Energy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、Empowerment)を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・社会・パートナー・お客様と共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていきます。