北海道科学大学(札幌市手稲区)工学部機械工学科3年生で山岳部所属の岸本武蔵さんは、このたび、スポーツクライミング男子リード種目の日本代表として選出され、6月20日(水)~23日(土)にスロバキア共和国で開催される「2018 FISU世界大学スポーツクライミング選手権大会」に出場する。
岸本武蔵さんは、1年生の頃からスポーツクライミングの全国大会に出場し、非常に優秀な成績を残している。2016年度のスポーツクライミング北海道選手権で1位、日本学生スポーツクライミング個人選手権大会では4位に入り、昨年は国民体育大会にも出場した。
昨年11月に大阪で行われた「平成29年度日本学生スポーツクライミング個人選手権大会」の男子リード競技では第3位に入り、日本代表に選出。このたび、初の世界大会の出場を決めた。
岸本さんが出場するリード種目は、高さ12メートル以上の壁を、6分の制限時間内にどこまで登ることが出来るかを競う種目。ロープをクイックドロー(ロープを引っ掛ける器具)に掛けながら登り、トップのクイックドローにロープを掛ければ「完登」となる。途中で落ちた場合はそこが記録となり、再トライはない。完登した選手、あるいは同じ高さまで登った選手が複数いる場合は、タイムのよい選手が上位となる。
◆北海道科学大学山岳部の主な活動内容
クライミング(ボルダリング、トップロープ、リードクライミング)を主な活動とし、同大体育館内のクライミングウォールや外部施設で練習している。
また部員の一部は、平成19年に山岳救助を目的として発足した全国初の「消防団山岳救助隊」に入隊。授業や部活動の合間を縫って、消防団員としての基礎的な研修や規律訓練、山岳救助に必要なロープワークなどの基本訓練を積み重ねているほか、手稲消防署の山岳救助隊、消防航空隊などと雪上合同訓練も実施。スノーシューやスノーモービルを駆使して救助や遭難者捜索のノウハウを学んでいる。
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