大阪樟蔭女子大学(東大阪市)化粧ファッション学科は、JR西日本SC開発株式会社が運営するショッピングセンター「天王寺ミオ」と連携し、学生が企業とのコラボレーションで企業活動を学ぶ取り組みを行っています。ファッションや化粧、美容についてトータルに学ぶ学生が、「天王寺ミオ」とのInstagram「Miyo MIO(ミヨミオ)」を立ち上げ、「天王寺ミオ」のファッション・コスメ・グルメの新たな魅力を女子大生目線で発信しています。また、この取り組みの報告会を11月26日(金)に行い、成果を発表します。
【産学連携の取り組み報告会 概要】
日時:11月26日(金) 10:40~12:10
場所:大阪樟蔭女子大学 円形ホール
【天王寺ミオとのInstagramコラボアカウント「Miyo MIO(ミヨミオ)」について】
アカウント名:Miyo MIO(ミヨミオ)
意味:見ようMIO
ユーザー名:miyomio_official
https://www.instagram.com/miyomio_official/
本件のポイント
●化粧ファッション学科の正課科目として実務経験を得る「ファッションインターンシップ」
●天王寺ミオとの産学連携企画として、女子大生目線でInstagramを発信
●仕事に対する責任感を高め、仕事観・適性をより明確にする
■正課科目としての長期型インターンシップを実施
現在、さまざまな就職を取り囲む社会情勢が変化する中、学生にとって自分の適性に合った企業選択は容易なものではなくなってきています。少しでも「企業・業界の雰囲気や働き方を知りたい」、「自分に合った会社を選びたい」という学生の声に対応するべく、大学の就職活動支援も変化の時を迎えています。
化粧ファッション学科では、企業と連携した長期型インターンシップ「ファッションインターンシップ」を正課科目として設置しています。これは、4月から9か月間(夏休み含む)にわたり取り組みます。じっくりと就学体験の機会を得ることで、学生は企業の考え方、丁寧な仕事の進め方などを実際に体験し、仕事の責任を実感できることが大きな特徴です。
JR西日本SC開発株式会社が運営するショッピングセンター「天王寺ミオ」との産学連携は、2018年度から行っており、今回は、ファッションや化粧、美容についてトータルに学ぶ学生15名(3年生10名、2年生5名)が参加し、Instagramの構築・企画・運営を行いました。
■Instagramマーケティングを実践で学ぶ
学生は、事前に専門家(アルファクリエイト株式会社)によるSNSを使った企業プロモーションについて学びます。企業におけるSNS作成の注意点や、SNS市場やしくみを授業で学び、天王寺ミオとのInstagramコラボアカウントを立ち上げ、企画・運営し天王寺ミオの新しいファンの獲得にチャレンジしています。学生は、ファッション・コスメ・グルメの3チームに分かれ、学生自らがコンセプト立案、テーマ企画、写真撮影、画像編集、投稿、分析を行い、Instagram運用のPDCAを実践で学びます。また、アカウント名の「Miyo MIO(ミヨミオ)」は、学生が提案し、「見ようMIO」の意味があり、アイコンデザインも学生が考えました。
・投稿例
ファッション ⇒ 一つのアイテムに絞った着回し/1週間通学コーデ /低身長コーデ、高身長コーデ など
コスメ ⇒ 商品画像、実際に使用した画像、テクスチャーが判る画像掲載 など
グルメ ⇒ お店の一推しメニュー紹介と特集 (例:ドリンク特集、パン特集、テイクアウト特集 など)
・投稿の工夫
(1)投稿にご協力いただいた店舗に直接足を運んでもらえるよう、投稿の最後のページにフロアマップを記載し、
商品の問い合わせ先がわかるように工夫する。
(2)フォロワーに向けた発信として、ストーリーズの投稿頻度を各チーム1日に1投稿する。
*各チーム フィードを1週間に2日投稿する。
(3)新規ファンの獲得とフィードでは伝わらない動きを発信するためにリールを各チーム1週間に1投稿する。
■参加学生のコメント 中林えみかさん(化粧ファッション学科 3年生)
高校時代からファッション業界に興味があり、大学1年生からアパレル会社でアルバイトをしています。現在、そのブランドのインフルエンサーとして個人のInstagramでコーディネートを投稿しているので、Instagramマーケティングを実践的に学び、自身の企画力を高めたいと思い参加しました。
授業では、まずInstagram運用の知識や投稿の撮影や記事作成について専門家の方から学び、実際に投稿の時にその方に最終チェックをしてもらいます。その際に、誤字脱字が多くチェックが甘かったと反省しました。同時に、仕事として、念入りに確認をすることの大切さ、社会人としての仕事への責任感などを痛感しました。
コロナ禍でオンライン授業が多いなか、この授業は対面で授業が行われ、グループワークが大半でした。ファッションチームのリーダーとして、それぞれの意見を尊重しながら計画を進めていくのは大変でしたが、メンバーの多様な意見を聞いて、私自身の視野が広がりました。就職活動をしていて、SNSで発信する能力を求められていると感じます。企画を企業の方にプレゼンテーションした経験や、チームリーダーとして意見をまとめた経験も、きっと社会人になっても活かせると思っています。いつかは自分の店を持ってトータルファッションを提案したいです。
最後に、担当しているファッションチームで最も反応が良かった企画は、【ご褒美ブランドでデートコーデ 】。学生目線の内容が良かったようです。
▼本件に関する問い合わせ先
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梶田・康原・江田
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