関西大学ではこのたび、在学生や教職員が「世界の人権」について考える機会として、秋季人権啓発行事「イラク戦争帰還兵による人権講演会」を、11月30日(木)10:40より千里山キャンパスにて開催します。
【本件のポイント】
・関西大学独自の「国際人権週間」として、学生・教職員が「世界の人権」を考える機会として開催
・軍事帝国としてのアメリカの現在のあり方と問題性、核問題、日本(特に沖縄)における米軍基地問題などについて講演
・講師自身の退役後の取組み紹介を通じて、私たち一人ひとりができる平和に向けた活動を考える
本学では、大学構成員の人権意識を高めるために、毎年春と秋の2回、人権啓発行事を開催しています。本学が人権問題を重要な課題と認識し、組織的な取組みを開始してから40年を超える年月が経過しています。その間、人権問題委員会や人権問題研究室を設置して学内組織を整備するとともに、人権問題を学ぶ科目を開講し、学生への人権教育にも努めてきました。
1997年度からは、秋季人権啓発行事を「国際人権週間」と設定し、また12月4日~10日が人権週間、12月10日が人権デーでもあることから、在学生や教職員が世界の人権を考える機会としています。今年度は、イラク戦争に従軍した退役軍人としての立場から講演いただき、アメリカの軍事問題、沖縄基地問題、平和運動などについて考えます。
【日 時】 11月30日(木)10:40~12:10
【場 所】 千里山キャンパス 尚文館マルチメディアAV大教室
大阪府吹田市山手町3-3-35(阪急千里線「関大前駅」下車 徒歩約10分)
【テーマ】 軍事帝国としてのアメリカと沖縄、ベテランによる平和運動
American Military Empire and Okinawa, Peace Movement by Veterans
※講演は英語で行われます。(日本語の逐次通訳があります)
【講 師】 イラク戦争帰還兵(ご本人の意向で本名は伏せさせていただいております)
<プロフィール>
海兵隊に8年半所属し、2003年のイラク侵攻の際には海兵隊武装偵察部隊の戦闘員。従軍歴のほとんどを海外で過ごし、20年前沖縄に駐留し、韓国にも訓練のため駐留した。彼の活動の中で、ベテランズフォーピース(VFP)の沖縄・済州島代表団の一人として、米国の占領政策を終わらせることに理があるということを現地の米兵に理解してもらうための活動を行ったことは、彼にとっては大変重要なことであった。彼はまた、技術を使った問題解決に深い努力を注ぎ、究極的には世界の平和を創造したいと願っている。
【対象者】 本学学生、教職員、一般の方(事前申込、参加費とも不要)
【備 考】
ご案内においては本名を伏せていますが、当日の取材・撮影ならびに記事化される際の本名の公表・写真掲載については講師本人の了承を得ていることを申し添えます。
▼本件に関する問い合わせ先
総合企画室 広報課
石田、寺崎
住所:大阪府吹田市山手町3-3-35
TEL:06-6368-1131
FAX:06-6368-1266
メール:kouhou@ml.kandai.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/